地域のトピックス

【2020年最新】コロナ禍で変化する地方移住・移住希望地域ランキング

毎年ふるさと回帰支援センターでは、センターの各窓口に相談に来られる方々やセミナー参加者を集計し、「移住希望地域ランキング」を発表しています。

今年も2020年1月~12月の期間分(1月7日~12月26日)がまとめられ、2020年最新版として発表されました。今回は、その中でも「移住相談窓口」でのランキングを紹介したいと思います。
※2021年5月14日更新

東京一極集中から、地方移住への注目度が増した2020年

そもそも、まずはこのランキングの見方ですが、「東京・首都圏に住んでいる方々」の人気地域ということを念頭に置いて見る必要があります。移住の場合、現在の居住地からの距離やその地域を軸足においた馴染みのある場所なども大きく影響されるため、全国的にみた場合にはもっと異なる地域が顔を出すことは言うまでもありません。

ですが、東京都の人口は約1400万人。ここに神奈川県・埼玉県・千葉県を含めると、日本の人口の約3割が首都圏の1都3県に住んでいることになります。このような「東京一極集中」を是正するために、2014年に政府により「地方創生」が掲げられ、「まち・ひと・しごと創生本部」が設置されました。

アフターコロナの時代(密のない時代)を考えても、この首都圏に住んでいる人たちがどこに移り住むのかということは個々人も地方自治体もしっかり捉えておくべきだ、と個人的には考えます。ですので「首都圏の方々がどんな地域に興味を持っているのか」という点で、このランキングを眺めてみると面白いのではないでしょうか。

というわけで、前段はこれくらいにして気になるランキングです。
ランキング自体はセンターのリリースや、各メディアでも沢山取り上げられていますので、少しだけ目線を変えて、(関東偏重にならないように)西日本出身/関西出身である私、神戸移住相談員の視点で、かつ各県の「地方都市」に焦点を当てて紹介していきたいと思います。

第5位・宮城県

宮城県といえば、東北地方最大の都市である仙台市が県庁所在地の県です。意外と東京からも近く、グリーンの車体がカッコいい新幹線「はやぶさ」に乗ると東京駅から仙台駅までは約1時間半。

牛タン、ずんだ、伊達政宗、萩の月、などなど歴史もグルメも満喫できるとっても魅力的なところです。関西人目線でいうと、実はあまり東北には縁がなく今まで訪れたこともなかったのですが、東京に来てからはその近さに驚きました。東京から1時間半といえば、東京ー名古屋間と同じくらいの距離です。

仙台の中心地は東京と変わらないほどに都会ですが、もちろん他のエリアにも魅力がたっぷり。個人的には、何度も訪れたことのある石巻・牡鹿半島など沿岸のエリアが景色もキレイで好きです。

\宮城県の移住相談はこちら/
みやぎ移住サポートセンター
◇移住サイト「みやぎ移住ガイド

第4位・福岡県

福岡県も、九州地方最大の都市である「福岡市」のある県です。福岡はむしろ関東からよりも、関西からの方が距離的にも近く馴染みのある地域ではないでしょうか。

しかし、遠く離れた東京からも人気ということはやはり何か秘訣があるはずです。
県庁所在地である福岡市は人口が約150万人で、物価も安く、食べ物も美味しく、そしてなんと言っても最近は大手企業やスタートアップ企業なども集まっている、九州で最もアツい都市。九州の人口は福岡市に集まってきていると言われ、日本におけるアジアへの玄関口としても注目されています。

また、福岡市から東へ約1時間ほど、本州側との玄関口となってる「北九州市」も魅力のある都市です。九州第二の都市であり、近年は子育てのしやすい街としても注目されており、山も海もあり、魚も美味しく、歴史を感じることも出来る街です。

\福岡県の移住相談はこちら/
ふくおかよかとこ移住相談センター
◇移住サイト「福がお~かくらし

第3位・長野県

長野県は、東京目線でみると常に人気のランキング常連県です(2017年、2018年、2019年と3年連続1位!)。誰もが知るリゾート地「軽井沢」はもちろん、信州そばやリンゴなども有名で、東京から足を延ばしていける山に囲まれた自然の多いエリアとして真っ先に思い浮かぶのが長野県なのではないでしょうか。

ですが、関西目線では実はなかなか馴染みの薄い長野県…。私も最近だと、東京から富山県の黒部ダムへ向かう際に、大町市の扇沢駅経由で通りましたが実はまだほとんどの場所に行った事がありません。高校生の頃にスキー合宿で何泊かした記憶はありますが、それ以来しっかりと訪問できていませんので、コロナ禍が落ち着いたらゆっくり行きたい地域候補の1つです。

\長野県の移住相談はこちら/
信州暮らしサポートデスク
◇移住サイト「ふるさとに逢える 楽園信州

第2位・山梨県

山梨県も、長野同様に東京からみて非常に人気のある県です。美しい自然と豊かな大地が豊富にあり、都心から1~2時間というアクセスの良さが大きな魅力です。県庁所在地のある甲府へは、新宿から特急あずさ・かいじに乗って約1時間半。車窓からの風景を見ていると、東京のビル街が緑の山々に変わっていく様子にどんどん癒されていきます。

そんな山梨県も、実は関西や西日本から見るとあまり馴染みのある地域ではありません。ですので、山梨の郷土料理など食べ物もほとんど知らなかったのですが、初めて行ったときに食べた「ほうとう」は感動しました!山梨といえばワインも有名ですし、富士山、河口湖、山中湖など自然を感じられるスポットも沢山あるのでこちらもまた訪れたい地域です。

\山梨県の移住相談はこちら/
やまなし暮らし支援センター
◇移住サイト「やまなし移住・定住総合ポータルサイト

第1位は・・・静岡県!

なんと、初の1位だそうです!おめでとうございます!!
静岡県の魅力は、東京・名古屋・関西からのアクセスの良さもちろんですが、やはり自然と都会に加えて「温かく穏やかな気候と人」なのではないでしょうか。また、最近では首都圏での仕事を持ちながら二拠点居住なんて人も増えているのだとか。羨ましい…!

個人的には関西・東京間を新幹線で移動することが多いことや、サッカーが好きということもあり、よく目にする地名も数知れず。浜松、磐田、掛川、藤枝、静岡、沼津に熱海、富士山に伊豆半島、浜名湖も。静岡県の県庁所在地である政令指定都市・静岡市とは、以前に一緒に「移住セミナー」もコラボ開催させて頂き、神戸出身の私もすっかり静岡に魅了されてしまっています。

\そのときの様子や内容はこちら!/
【セミナーレポート】静岡市×神戸市 どっちの移住ショー オンラインfrom東京

\静岡県の移住相談はこちら/
”ふじのくにに住みかえる”静岡県移住相談センター
◇移住サイト「ゆとりすと静岡

\静岡市の移住相談はこちら/
静岡市移住支援センター
◇移住サイト「いいねぇ。静岡生活

人気なのは「ほどよく都会、ほどよく自然」の地方都市

冒頭で「東京目線の」と書きましたが、このランキングから見えてくる人気地域は「東京(大都市圏)」からのほどよく離れアクセスのよい地域、またはほどよく便利な地方都市のある地域です。

実は昨年までのランキングと今回のコロナ禍以降のランキングには、大きな変化があったようです。それは、関東近郊の県の相談件数が大きく伸びているということ。上記の5位以内にはランクインされていませんが、神奈川県・群馬県・茨城県・栃木県などは2020年に大きく順位を上げています。

神奈川県 9位(前年は20位以下)
群馬県  10位(前年は15位)
茨城県  12位(前年は20位以下)
栃木県  13位(前年は20位以下)

これはふるさと回帰支援センターのランキング上だけではなく、実際に東京23区からの転出者が増えており、それらの方々は神奈川県藤沢市、東京都三鷹市などといった近郊の市区町村に移住しているというデータもあるようです。今まで減ることなく右肩上がりに増え続けてきた東京の人口が、コロナ禍を機に転出超過となっており、やはり大きく流れが変化していることが伺えます。

しかし、関東近郊だけではなく4位の福岡県をはじめ、6位広島県、7位北海道、8位和歌山県、11位岐阜県なども入っていることを見ると、東京からの距離だけではなくそれぞれの「地域の魅力」も、移住検討の大きな要素となります。

特にコロナ禍で急激に普及したテレワークをはじめ、メディアでもよく目にするようになったワーケーション等により、仕事をする場所の制約がなくなり、住む場所を自由に選べるような時代になりました。「住む場所=働く場所」でなくてもよくなってきたとも言えます。ふるさと回帰支援センターに相談に来られる方にも「自分らしく過ごせる場所」や「ワークライフバランス」を考えて移住を考え始めたという方が、とても多くなってきています。これからの時代は、東京では実現することのできない暮らしや魅力を提示できる「地方」が、これまで以上に注目され「選ばれる」のかも知れないですね。

兵庫県や神戸市のランキングは?

さて、これを書いている私が担当している神戸市(兵庫県)についてはどうかと言いますと、2020年はまだランク外となります。というのも、このふるさと回帰支援センターにブースが出来たのが2020年の途中からという事もあり、まだ1年を通しての件数が反映されていません。

しかし、神戸市のなかでも里山・農村エリアでの田舎暮らしが注目され始めたり、大手企業の本社機能移転で淡路島への問い合わせが増えたり、日々とても変化を感じます。阪神間や淡路だけではなく、丹波、但馬、播磨と魅力的なエリアが日本海側にも瀬戸内海側にも広がっています。まだまだコロナ禍が収束せず、地方移住への注目度も継続されている2021年、果たして兵庫県・神戸市はランクインされるのでしょうか?

そして兵庫県だけではなく、関西エリアには大阪・京都・滋賀・奈良・和歌山と個性豊かな地域があります。ぜひ西日本への移住に興味を持たれている方も、まずはふるさと回帰支援センターで気軽にご相談ください。


「日本のへそ」兵庫県西脇市


明石海峡大橋や淡路島を眺めながら海に近いくらし。神戸市垂水区

\兵庫県の移住相談はこちら/
カムバックひょうご東京センター ひょうご移住プラザ
◇移住サイト:「夢かなうひょうご

\神戸市の移住相談はこちら(オンライン相談も可能です)/
神戸くらし なんでも相談窓口(東京・有楽町)
◇神戸市移住・定住ポータルサイト:KOBE addressこうべぐらし

神戸くらし なんでも相談窓口 パートナー

早川

プロフィール

神戸市垂水区出身。教育系の会社で社会人向けの資格取得やキャリアアップのサポート、企画・販促、学童保育事業などに携わる。転勤を機に2013年に上京、地元を離れたことで今まで気付かなかった地元の魅力を再発見し、すっかり神戸ファンに。東京で開催された神戸のイベントに参加した縁で、2020年6月より現職。
旅が大好きで、あと1県で47都道府県制覇です!

相談員から一言

神戸の魅力は、なんといっても山と海の景観!見た目の美しさだけでなく、六甲山脈と瀬戸内海に囲まれた穏やかな気候で、1年中過ごしやすいことも魅力のひとつです。おしゃれな洋菓子やパンだけでなく「そばめし」や牛すじ肉を甘辛く煮た「ぼっかけ」などのソウルフードも充実しており、春には「いかなごのくぎ煮」といった地元の味も堪能できます。また都市部では珍しく、市街地の近くに農村エリアもあり、自給自足の取り組みも積極的です。

街も自然も楽しめる、訪れても住んでもきっと誰もが好きになる神戸。ぜひそんな神戸くらしをサポートさせてください!