滋賀からひろがるストーリー Vol.17 麒麟がいる! |地域のトピックス|FURUSATO

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滋賀からひろがるストーリー Vol.17 麒麟がいる!

滋賀からひろがるストーリー Vol.17 麒麟がいる! | 地域のトピックス

麒麟がいる!

ここは、日本橋。東京の日本橋に麒麟の像があるのはご存知でしょうか。小説や映画の舞台にもなったのでご存知の方も多いと思います。

日本橋の歴史をさかのぼると、この橋をはじめてかけたのは徳川家康で、当時は木造の橋でした。日本橋には日本の道路の起点となる日本の道路元標があります。ここが日本の道路網の起点になっていることは、案外知られていないかもしれません。

日本の道路元標

麒麟の像が現在のようなデザインになった由来は、日本橋が全国の道路の始点であることにちなんで日本橋から飛び立つようなイメージを加えるために翼のついた麒麟像が設置されることになったとのことです。
東海道をはじめ五街道の起点である日本橋は江戸時代、諸国の人々の往来で賑わっていました。近江商人も、江戸と地方を行き来し、産物を流通させていました。「日本橋西川」「白木屋」「高島屋」「丸紅」といった老舗・大店は近江国にルーツをもつ企業です。現在の東京日本橋周辺には、いまなお近江商人系の企業が点在しています。
余談ですが、日本橋だけでなく、滋賀県大津市の西教寺(明智光一族の菩提寺)にも麒麟がいます。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送(2020/4/5)で、足利将軍が明智光秀に向かってつぶやきます。「この世には、まだ誰も見たことのない麒麟という生き物がいる。わしは、まだ、それを連れてくることができない」と。
西教寺の麒麟に会える日が来ることを、また、日本にも平和の象徴とされている麒麟が早くやってくることを祈ります。

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