挑戦×移住×起業×せと ~瀬戸市移住体験ツアー~に行ってきました!
瀬戸市「挑戦×移住×起業×せと ~瀬戸市移住体験ツアー~」に行ってきました!
瀬戸市は何と言っても千年以上の歴史を持つ瀬戸焼が有名な町です。街中にはこの瀬戸焼の文化が浸透していますがそれとともに昭和レトロな商店街、少し曲がりくねった坂道などどこか懐かしさや親しみを感じて、移住される方が増えてきています。
特に近年は、移住してきた方やUターンした方などが、新しいお店やサービスを始めることが増えていて、3つの商店街がある尾張瀬戸駅周辺では、カフェ・定食屋・コワーキングスペース・本屋・パン屋・宿泊施設など、5年間で30店舗以上も開業が続いています。
けれど、住む人にとっても、遊びに来る人にとっても、もっと過ごしやすく魅力的な街になれたらと考え、今回のツアーは生まれました。
今回は、瀬戸の街に魅力を感じていてこの街での起業を志している9名が参加しました。カフェと土産店を併設した宿泊施設「Masukichi」を営む、先輩移住者でキーパーソンである南慎太郎さんが案内人となり、新規開業したお店を中心に、瀬戸市のまちなかを紹介していただきました。
■瀬戸市とは
名古屋市の北東に位置している人口約125,300人の街です。名古屋への通勤圏で住宅地としての顔がある一方で、山や森が多く自然が豊かであることが特長です。
また日本を代表するやきものの町で、「せともの」という言葉自体が瀬戸焼に由来するほど歴史が深く、その瀬戸焼は平安時代から1,000年もの間続いています。
文化的にも瀬戸蔵ミュージアムや瀬戸市美術館など陶芸文化の拠点が多く、毎年9月ごろ日本最大級の陶磁器のお祭り「せともの祭」が開かれ、非常に多くの人でにぎわいます。
瀬戸市は、伝統工芸 × 自然 × 名古屋近郊の暮らしやすさ を持ち合わせた街なのです。
瀬戸市内の様子、歴史ある建造物「松千代館」(真ん中)
<移住トーク&街歩き&座談会にと瀬戸の良さを満喫>
今回のツアーは前半が先輩起業家×先輩移住者3名による移住トーク、中盤が瀬戸の街歩き、後半が参加者みんなでゆったりと座談会、感想会という3部構成でした。
■大いに盛り上がった移住トークセッション
前半の移住トークは、まずは瀬戸市役所の方から、瀬戸市の概要や起業就業の制度面の話をいただき、そのあとに3人の移住トークが行われました。司会者の南慎太郎さん(「Masukichi」代表)、ゲスト野々垣賢人さん(「瀬戸くらし研究所」運営)、橘衣里さん(「meguru diverse dining」運営)はともに瀬戸に移住し起業された、非常に熱意のある方たちでした。 会場は、野々垣さんが運営する「瀬戸くらし研究所レンタルスペース」という施設で行いました。 地域の交流とチャレンジを促進する多機能スペースというコンセプトで、お店を開業したい人が使えるレンタルキッチンのようなスペース(チャレンジキッチン)に、シェアオフィスやコワーキングスペース、セミナー開催が可能なレンタルスペースなどを備えた施設でした。末広町商店街という古くからある商店街の中にある店舗を改装し、飲食の提供も行われています。

末広町商店街、今回のイベント会場「瀬戸くらし研究所」1Fは飲食スペース

セミナーの様子、ゲスト野々垣さんが熱弁中
瀬戸市では、ここ6~7年の間で若い人を中心に40店ほどのお店がオープンしています。トークセッションの中でも「瀬戸の街をいっしょに盛り上げましょう」という言葉もあり、様々な起業への思いを持った9名の参加者もその熱意を感じながら熱心に耳を傾け、また多くの質問が飛び交うなど活気ある雰囲気で行われました。
■瀬戸の街を実際に歩いて雰囲気をリアルに味わいました!
中盤の街歩きでは、司会の南さんにガイドを行っていただき末広町商店街、銀座通り商店街、文化施設、古民家物件のある街並みを参加者の皆様とともに歩きました。 大正時代の建物を外観そのままで改装したシェアハウスや古民家をそのまま利用した本屋などレトロ感満載の建物が多く残っており、瀬戸焼の文化施設も含めて伝統を非常に大切にしている町であることが伝わりました。街中の店舗の運営者にも先輩移住者が多く、同志のつながりも強固です。瀬戸の歴史も交えての南さんのガイドは素晴らしく、その知識の深さにも大変驚かされました。
■座談会では各々の思いを語りました!
後半の、参加者みんなでのゆったり座談会/感想会は南さんが運営する古民家宿「Masukichi」で行われました。この「Masukichi」は明治の陶工・川本桝吉が弟子と暮らした、築140年の古民家をリノベーションした古民家でした。ここでは参加者およびスタッフ全員が感想を一言ずつ述べながら和気あいあいと話合いを行いました。 南さんからは、瀬戸市にも衰退が進んだ厳しい時代があったこと、7~8年前に魅力的な支援制度の打ち出しが瀬戸市からありこれを機に若手の起業熱望者が集まってきたこと、町に関心を持つ人が増えてきたこと、移住してきて孤独であっても一生懸命立ち向かえば周りも認めてくれることなど歴史と経験に基づいた話をしていただき、あっという間にツアー終了を迎えました。

古民家宿「Masukichi」、代表の南さん
■まだまだ変化が生まれそうで楽しみな街です!
瀬戸市が陶芸を中心とした伝統や昭和の街並みを極力そのまま残すなど大事にしている様子や、古い街並みを活用し発展に向けた活動が活発化している状況を直接肌で感じることができました。 また、地域のイノベーションの先導役でキーパーソンでもある南さんの知識レベルの深さや瀬戸への愛情についても非常に驚きを感じましたし、ツアー参加者の皆様もやる気に満ち溢れていました。 このような起業精神に満ちた方たちの集まりはお互いにとっても良い刺激になるでしょう。
とにかく起業家、相談者の皆様との間に壁は無く一体感のあるイベントと感じました。 また、瀬戸市の街は伝統を活用しながら進化を図ろうとしているという部分では何かストーリー性があり、まだまだ変化が生まれそうでワクワクしています。 これからも楽しみな街です。