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移住者の紹介ー綾部から2024年パリオリンピック出場を目指す、水泳インストラクター@綾部市

移住者の紹介ー綾部から2024年パリオリンピック出場を目指す、水泳インストラクター@綾部市 | 地域のトピックス

上原心 さん 
1998年、綾部市生まれ。上原心さんは、5歳の時からあやべ健康プラザ水夢のスクールで泳ぎ始め、京都府立綾部高校を卒業後は大阪体育大学へ進学。その後は故郷にある、あやべ健康プラザ水夢にUターン就職。水泳インストラクターとして働きながら、自身も選手コースで練習を積み、2024年パリオリンピックへの出場を目指しています。

 

水泳への情熱と始まり

 水泳をはじめたきっかけは、4歳の頃に通っていた体操教室が閉鎖され、オープンしたてのあやべ健康プラザ水夢に偶然足を運んだこと。小学2年からは選手コースに進み、高校では水泳部でバタフライ専門になります。この泳法が自分に合っていたことから、ジュニアオリンピックにも出場し、大阪体育大学には水泳で推薦入学。在学中はコロナ禍により多くの試合の機会が失われましたが、それでもジャパンオープンやインカレにも出場して実績を積みました。

 

大学卒業後は、迷わず綾部にUターン就職

大学卒業後もまだまだ自分の記録に満足できず、水泳選手としての道を続ける覚悟だったという上原さん。就職先はスイミングスクール関係にしようと決めていました。「大阪近郊のスクールにしようかなと一瞬頭をよぎりましたが、水夢が私を育てた原点であり、そこで自分自身も選手として練習を続け、故郷の綾部から全国大会に出場するスイマーを育てたいという想いがありました。」大学卒業後は地元綾部にUターンし、あやべ健康プラザ水夢に就職しました。

「毎日の日課はハードですが充実しています。」午前9時からは成人とジュニアのスイミングコースの指導に従事し、午後6時までクラスを担当。その後、自身が競技者として参加する選手コースの練習が午後6時30分から始まり、午後8時30分に終了。更に、あやべ健康プラザ水夢内にあるジムでの筋力トレーニングに入り、午後10時まで全力で鍛錬。週に1日はゆっくり体を休めることで、体力増強に努めているそう。

笑顔で泳げるようになる姿を見ることが喜び

「全く泳げない初心者の方が、楽しんで泳ぎを習得できるかを念頭において指導しています。最初は息継ぎも苦しそうな顔をされていた方が、水に溶け込んだようになり、笑顔で泳ぎを楽しんでいる姿を見た時には、インストラクター冥利につきる喜びを感じます。子どもたちは習得が早く、日々見る見るうちに上達していきます。水泳の楽しさを伝えつつ、泳力向上のための工夫を凝らしながら指導することも楽しみです。」一方、個性豊かな子ども達への指導は一律に行かない場面があり、時々戸惑うこともあります。しかし、整った勤務環境や同僚スタッフ達の支えもあり、インストラクター兼選手として充実した毎日を過ごしています。

△上原さんが勤務する、あやべ健康プラザ水夢。 

Uターンして気づいた、綾部の良さ

大阪から綾部にUターンしたことで、地元で生活する楽しさを改めて実感できているそう。「故郷の見慣れた街並みの中で、幼なじみ、学友、知人に囲まれて生活できること、働けることにとても愛着を感じています。特に、同じ北近畿の舞鶴市出身で、大阪体育大学でも水泳部に所属していた私の一年先輩が、現在、私と同じくUターン就職で綾部高校の教諭をされていて、同校の水泳部を指導されています。同じ大学で共に水泳の練習をした先輩と、場所は違えども共に水泳の指導に携わっていることで、お互い刺激を受けながらも絆を深めています。

また、私は人混みが苦手なのですが、綾部ではその人混みに悩まされることなく静かな時間を過ごせるのが好きです。休日は愛車の大型バイクでツーリングに出かけます。京都市方面に行くこともありますが、やはりツーリングの醍醐味は、渋滞もなく空気の澄んだ自然に恵まれた中を走り、非日常の世界に入ることです。綾部から京丹後方面に行くのがお気に入りのコースで、これも綾部に住んでいて体感できる地元の魅力です。」

△愛車でツーリングするのが趣味。 

水泳は人間形成の道なり

仕事に練習にと、日々鍛錬する上原さんが感銘を受けた言葉とは?「私がこれまで水泳を練習し続けてきた中で最も心に響いた言葉は、大学の監督から伝えられた『水泳は人間形成の道なり。』と言う一句です。現在、あやべ健康プラザ水夢には、ジュニアオリンピックのフリーリレーに出場した選手が在籍しています。その中には同オリンピックの個人3種目に出場した選手も。他にも全国レベルの中学生2人が所属していて、皆、将来が有望視されている選手達です。しかし、タイムが速ければそれで良し、というのであれば、スイミングスクールに通っていた経験があるという思い出が残るだけで、それで水泳経験は終わりということになってしまいます。もちろん記録を上げるためには技術練習、反復練習、体力トレーニングの厳しい練習をこなさなければなりません。私は、水泳を通じて人間として成長する意味を理解し、将来に活かす姿勢を持ってほしいと考えています。私自身もこの言葉の意味を理解する道半ばにありますが、これからの人生に活かしていきたいと思います。」


今後の目標

上原さん自身がこれまでに獲得した最高順位はバタフライ種目・社会人全国大会7位。日本選手権でも10位に入賞しています。しかし、これだけではまだまだ満足しておらず、常に目標を掲げて練習をしています。「現在は2024年パリオリンピックに出場することを最大の目標としています。そのためには、2024年3月に東京で行われる2024年パリオリンピック選考会に出場し、標準記録を破り、かつ2位以内に入らなければ夢が叶いません。今はこれに向かって、水夢で水泳指導と同時に自分の目標を達成すべく、毎日全身全霊で取り組んでいます。」

話を伺っていると穏やかな印象を受ける上原さんですが、内面に燃え上がる熱意がひしひしと伝わってきます。大きな目標に向け努力を重ねる上原さんの今後の活躍に注目です。

(参考リンク)
勤務先:株式会社水夢 あやべ健康プラザ(綾部市青野町西馬場下27-2 ℡:0773-40-1788 休館日:毎週金曜・年末年始)
HP

※このページは、co-kyoto(京都府北部にある福知山市や舞鶴市、綾部市の地域情報をお届けするサイト)の転載記事です。