早春の徳島は桃源郷~前編~ |地域のトピックス|FURUSATO

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早春の徳島は桃源郷
~前編~

早春の徳島は桃源郷<br>~前編~ | 地域のトピックス

3月22日(木)7:10羽田発 朝一番の飛行機で徳島あわおどり空港に向かい、8:30には空港発の徳島駅行きリムジンバスの座席に座っていました。約30分の乗車時間でしたが、その間に砂地を利用した鳴門金時芋を植える畑が見えたり、川幅1kmを有する四国三郎の異名を持つ大河 吉野川を渡り「徳島に来たなあ」との感慨に耽っていました。

◎写真:? 鳴門金時芋用の砂地畑(植付前)


◎写真: 川幅1Kmの大河 四国三郎の吉野川

徳島駅前に着いたのは9時頃でしたが、駅人の前のバスターミナルには人の姿はまばらで地元は鉄道に揉まれて出勤したり、登校する文化ではなくマイカー・自転車を駆使するゆったり文化だなあと新鮮な思いで最初の目的地を目指しました。

◎写真: 9時頃の駅前大通

徳島駅ビルの5階にある「とくしま移住交流促進センター」の事務所に寄って、移住検討の皆様を安心して迎え入れるために常駐されている移住コンシェルジュの水谷さん、祁答院さんとお会いしました。

◎写真: 徳島駅ビル5階に常駐する移住相談員(左:水谷さん、右:祁答院さん)

山奥に位置する上勝町行きのバス発車時刻までに大分時間があったので、地元に初めて光ネットワークを敷設しサテライトオフィス(以下S/Oと表記)の集積・発展に寄与した技術者とお会いし、その当時の話を聞くことができました。
最近ではユーザが100Mの速度では満足せず、今は1Gのサービス提供の要否を検討しているとの話を聞き、そのS/Oの発展が徳島県の発展の一角を牽引していることに納得しました。これから益々のスーパー情報ハイウェイの充実が楽しみです。

◎写真: 光ネットワーク敷設を担当した「ケーブルテレビ徳島」の佐々木さん

終点の停留所まで約70分の路線バスの旅を経て、そこで役場の迎車に乗換えて更に20分程度山奥に入ってようやく上勝町役場に到着。
島崎藤村『夜明け前』にある「木曽はすべて山の中」の一文を思い出させる光景でした。

◎写真: 山深い上勝町の風景

その山深い上勝町でゴミを排出しない活動「ゼロ・ウェスト」が展開されています。
ゴミを極力出さない生活、出たゴミを再生・再利用する仕組み作りとそれを実践・世界に発信しているところでした。

◎写真: 収集物の分別センター

◎写真: 分別の例(ビンだけでもこのような分別)

その活動に拍車を駆けるため、新年度の4月からは活動主体をNPOから町役場に移したり、来年3月には新たなゴミステーションを 設ける計画が進んでいます。この話を聞いたら、地球温暖化防止のゴアさん(元米国副大統領)や 地球環境保護のイバンさん(パタゴニア創業者)が絶賛するなあと思いながら見学させてもらいました。新ステーションの竣工式にお招きしたいですね。

◎写真: 「ゼロ・ウェスト」の説明を聞いた役場の菅さん

上勝町から神山町へ移動する途中に勝浦町や佐那河内村の移住交流施設にも寄りました。佐那河内村の施設では既にコワーキングスペースも個別ブースの2/3は利用者が決まっているようでした。

◎写真: 佐那河内村の移住交流拠点「新家」

◎写真: 「新家」のなかのワーキングスペース

当日、施設の管理をされていた西川さんから施設の利用状況等の説明を頂きました。
一方、片隅にあったテーブルの上に綺麗な陶器が陳列されていて驚き!西川さんの作品と聞いて更に驚き!!趣味の域を超えた 玄人はだしの陶芸作品を見せて貰いました。
仕事の話以外にも楽しい話が出来て、 自慢の作品を一つ頂戴しました。古の茶人が喝破した「茶の湯とはただ湯を沸かし、飲む事よ」。道具や器に価値を見るのではなく、その一瞬に ”一期一会” の思いを寄せる。その思いに相応しい器で「サナゴウチ」と命名しました。次の茶事にはこれを使わせてもらおうと今から楽しみです。

徳島なら勤め人をしながらでも、学ぶ時間が取れてこれほどの腕前に成れるのかと 感心しました。
既にここでは政府が勧める”働き方改革”が、言われずとも実践されている仕事環境でした。

◎写真: 西川さんと頂戴した黒茶碗(左手)

▼後編に続きます▼
早春の徳島は桃源郷~後編~