投稿日：2023.03.06　最終更新日：2023.03.15

【奈良県曽爾村】お試し住宅準備中！

曽爾村に移住お試し住宅まもなくスタート！

曽爾村では2023年度より空き家を改修して移住のお試しをすることが出来る「お試し住宅」の運営をスタートする予定です。2022年11月から改修工事が始まり、4月の運営スタートに向けて、準備が進んでいますので、その一部を簡単にご案内いたします。

シェアハウス型お試し住宅

転職以外のきっかけで移住を検討すると、上記のようなイメージで検討が進むことが一般的かと思います。一つ一つのSTEPを丁寧に踏むことで、移住後に理想の暮らしとのギャップに悩まされず、満足度の高い移住につながると考えます。

　曽爾村では、交流人口や関係人口の創出、移住・定住に関する様々な施策を行ってきました。それぞれの施策が移住につながるような「お試し住宅」になるよう、利用していただく対象となる方を下記のように設定しました。

・移住を検討されている方（イメージ図④）

　→一般的なお試し住宅のターゲット層かと思います。ここをメインにしながら、更にターゲットを広げました。

・関係人口として中長期で滞在される方（イメージ図③）

　→曽爾村では、イベントを通して関係人口と呼ばれるような方々が中長期で地域滞在するニーズがあります。移住までは考えてはいないけど、曽爾のことをもっと知りたいといった方も利用していただけます。

・本拠となる住まいを探す方（イメージ図⑤）

　また、曽爾で暮らしたいけど、自分に合った家がない！という方も、まずはお試し住宅で暮らしながら、地域の情報を集めて、気に入った物件を見つけて頂ければと思います。

このように様々な方を同時に受け入れられるよう、「シェアハウス型のお試し住宅」を建設することになりました。

完成イメージ～ゾーニング

改修後の間取りは、パブリックスペースとセミパブリックスペース、プライベートスペースに分け、パブリックスペースでは、地域の方々が気軽に訪れて交流できる場になるようオープンなスペースにしています。
また、セミパブリックスペースでは利用者同士が移住に関する情報共有ができる場として利用していただき、パブリックスペースと合わせて、イベントスペースとして使っていただけることを想定しています。プライベートスペースは、6畳ほどの個室を4部屋用意しております。

また、地域の方々と交流が生まれる仕組みとして、「家庭菜園」「ウッドデッキづくり」など古民家の暮らしに関するワークショップを開催したり、利用者とBBQやピザパーティを企画して地域の方々を招待するなど、交流を軸とした企画を予定しています。

古民家改修モデルハウス

移住では、空き家になった古民家を住まいにすることが多いかと思います。そのまま手をかけずに住める空き家があればベストですが、そういった物件は人気ですぐに借り手が見つかってしまいます。手をかければまだまだ利用価値がある空き家も「どれくらい費用をかけたら、どんな改修が出来るか」適切なイメージが湧かないため、取り残されて朽ちていってしまうことも・・・

今回の改修は、フルリノベーションではなく、既存を活かした改修をコンセプトの一つに設計を行っています。どこを優先に改修を行うか等、空き家改修のモデルハウスとして利用者に見ていただければと思いながら改修しました。

お片付けイベント

改修前に家財の整理。業者に依頼すれば早いのですが、捨てるには勿体ない家財も散見されました。そこで、片付けを協力してくださった方には、空き家で見つけたお宝を持って帰っていただける、「お宝さがし」と題打った片付けイベントを開催いたしました。2日間の開催でしたが、10名を超える参加者とイベント様子を見にこられた近隣の方々と交流を図りながらの片づけイベントとなりました。

改修工事

まずは建物の解体工事から始まり、基礎工事、屋根工事、大工工事・・・と順番に進めて行きます。今回の改修工事は、木造住宅のリノベーションを多く手掛ける設計士の方と、地元の工務店がタッグを組み、工事を進めていただいています。古民家ならではの現場対応も多くありますが、連絡を密に取りながら工事を進めてくださっています。