第1回 子育て世代必見!休日は那須からいわきまで!県南地方の移住の魅力?(環境・住宅編) |地域のトピックス|FURUSATO

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第1回 子育て世代必見!休日は那須からいわきまで!県南地方の移住の魅力?(環境・住宅編)

第1回 子育て世代必見!休日は那須からいわきまで!県南地方の移住の魅力?(環境・住宅編) | 地域のトピックス

あなたは福島県の県南地方を知っていますか?

会津地方やいわき市、郡山市など有名な地域に比べるととってもマイナーな地域ですが、首都圏への近接性や過ごしやすい気候など地方への移住を考えている方にちょっと知ってほしいと思える地域。

具体的に次のようなことを考えている方におすすめです。

1.雪が少ない地域での生活がいい
2.そこまで大きな都市には住みたくない
3.休日はいろいろなアクティビティを体験したい
4.日常的に車を使う生活は苦ではない
5.住宅価格は抑えたい
6.自然の中で子育てを行いたい
7.子どもにはたくさんの体験活動から学んでほしい
8.安定した仕事に就きたい

今回は1~5についてご紹介します。

気候

県南地域は9つの市町村があります。
白河市を中心に西側の高原地域、西郷村。
北側の穏やかな丘陵が続く、矢吹町、泉崎村、中島村。
南東には久慈川によって形成された盆地地形の棚倉町、塙町、矢祭町。
東側の阿武隈高地の山間地域にある鮫川村。

あなたが暮らしたい環境はあるでしょうか。

県南地域

東北の生活を検討するうえで考えてほしいこと、それは雪です。
地域によっては朝、昼、夕方の雪かきが必要となる地域もあり、沿岸部などの温暖な地域では雪が積もることはほとんどありません。

県南地域の降雪量は東北のなかでもとても少なく、白河市内では30cm積もることはとても珍しいことです。
深夜に降り積もると翌日の通勤時間帯は雪の影響で渋滞することもありますが、日中に太陽を浴びることで夕方には路面上のほとんどの雪は解けてしまいます。
棚倉町、塙町、矢祭町と南に行けばいくほどさらに雪の量も少なくなる。
地域によって全然違う環境が県南地方にはあるんです。

降雪量の写真(矢吹町)

でも、寒さには注意が必要。
「那須の吹きおろし」と言われる山からの冷たい風によって、夜はとても冷え込みます。
マイナス10度になることもしばしば。
水道管が凍結するので水抜きや水道管のヒーターなどの対策は必須です。
水道管のヒーターは電気代がかかりそうですが、最近は節約型のものも出てきており、電気代は月1,000円も掛かりません。

話は変わりますが、古民家での生活を希望されている方には、県南地方はあまりおすすめできません。
「那須の吹きおろし」による冷たい風は隙間風となり室内を冷やし、地面からの冷たい地温は身体を芯から冷やします。
風が弱く、曇があり放射冷却が少ない地域のほうが古民家での生活に合っているでしょう。
地域でいえば会津地方や日本海側のほうが適した気候といえます。
そのような環境からか県南地域に古民家は少なく、会津地方には多くの古民家が現存しています。

福島県内3地域の2月の気象データ(過去30年平均、気象庁より抜粋)

生活環境

県南地方を代表するのは白河市。
いわき市は約35万人、郡山市は33.5万人、福島市29万人、会津若松市12.5万人。
白河市の人口は約6万人と比較的小さい規模の地方都市です。

白河市にあるショッピングモール

ショッピングモールや大型ホームセンター、家電量販店、ファストファッションブランドなど生活に欠かすことのできないものは一通り地域でそろえることができます。
ただ、ブランドものを購入できるお店は少ないため、週末に隣接する栃木県の那須や仙台、東京に買い物にいくひとが多くいます。
白河ICから那須のアウトレットまで約20分、仙台まで約2時間、浦安にあるテーマパークまでも約2時間半で到着します。
地域内に東北自動車道、国道4号線が走っているため交通アクセスがとてもいい地域です。

そのため県南地域での生活は車が中心。
車があることで地方の暮らしを100倍楽しむことができるといっても過言ではないでしょう。
JR東北本線やJR水郡線も通っていて県内でも交通アクセスには恵まれていますが、日常生活は公共交通だけでは不十分。
在来バスは高校生など通学者向けに運行しているため、日中はほとんど運行していません。

そのため県南地方ではひとり1台車を持っていることが当たり前。
世帯で車1台しか所有していない場合は「旦那さんが仕事に出かけている間どこにも行くことができない」と悩みを持つ方もいます。
スーパーに行くにも車が必要になる地域なので、これまでの生活と大きく変わることになるでしょう。

車の運転が苦手でも安心してください。
地域の自動車学校ではペーパードライバー教習を受講できます。
ただ多くの道路は片道1車線の道路がほとんどですのでそんなに運転は難しくないはず。
時々、道路の真ん中をおばあちゃんが堂々と自転車で走っていますが田舎のよくある光景なのでびっくりしないで。

住宅環境

車を所有することにより費用が掛かりますが、地方へ移住することで減る出費もあります。
特に大きいのが住宅費。
県南地方のアパートは1LDKの賃貸価格は月額約5万円、ワンルームであれば月額約3万円から。
新築建売住宅の場合でも2,000万円を切るものも多くあります。

新築建売住宅販売価格(住宅情報サイト suumo より引用 2019.12.18現在)

また土地面積も150m2以上の物件しか販売されておらず、ほかの地域に比べて安価で広い住宅を所有できる傾向があります。
首都圏と比べると敷地面積が広く、住宅が隣接していることが少ないため、お隣さんに気を遣わずのびのびと生活したいと考えている方に県南地方はおすすめです。

さらに、各市町村では分譲住宅の購入費の補助や新築住宅の建築費の補助、子育て世代の家賃補助など様々な支援策が豊富にあるのも魅力のひとつです。

<定住促進戸建住宅(泉崎村)>
12歳以下の子供が2人以上を有する世帯を対象に月額39,000円で新築の戸建て住宅の貸し出しを行っています。入居期間は20年ですが、引続き入居を希望する場合、譲渡金50万円を支払うことで、土地及び建物を譲り受けることができます。
こちらは随時募集しているわけではないので、実施状況については役場に問い合わせください。

<子育て世代賃貸住宅家賃補助制度(白河市)>
夫婦のいずれかが満40歳以下の世帯、または満18歳未満の子どもと同居する世帯を対象に白河市中心市街地の特定の区域内で民間賃貸住宅に入居する場合、賃料の4分の1(最大1万7千円)を補助しています。

<行政分譲地さくらタウン末広の入居者への支援(塙町)>
土地購入を1区画あたり100万円助成し、住宅建築費も最大230万円の補助を行っています。また、住宅ローン『フラット35』通常借入れ金利を0.25%軽減することができます。

<行政分譲地「西野団地」(鮫川村)>
村内の事業者が住宅を新築する場合100万円(村外の事業者の場合は50万円)を補助があり、お子さんがいる場合は1人につき10万円の補助があります。
さらに20年間継続して居住した場合、購入された土地代金を返金します。

<定住促進住宅(矢吹町、塙町、鮫川村)>
各3町村には定住促進住宅があります。中には貸出期限のあるものや家賃が年々上昇するものもあり、地域に移住する最初の一歩として活用するのがいいでしょう。

<空き家改修費補助>
今年度は募集期間が終了してしまいましたが、空き家を改修するにあたって最大250万円の補助をおこなっています。ただ、建築確認など審査があるので、すべての物件が該当するわけではありません。希望の空き家が見つかった際は必ず事前に県の建築住宅課に相談してください。

様々な住宅支援を県南地域では行っていますが、1点注意してほしいことがあります。

それは新築住宅を購入しようと考えている場合です。
現在の仕事を辞め地方に移住する方が多いと思います。
その場合、離職することでローンが組めなくなるという可能性がありますので、住宅について検討をはじめた段階で金融機関に相談することがおすすめです。

また、地元の銀行と協定を結び、社員の住宅ローンを会社名義で結ぶ珍しい企業も県南地方にはあります。
住宅を検討するには地域環境や教育環境など様々な要素を考えなければなりません。
ふるさと回帰支援センターの移住相談員や移住コーディネーターへ相談いただければ多くの地域からあなたに合った地域をご紹介することができます。

また、県南地域は「2段階移住」がしやすい環境が整っています。

白河市の子育て世代賃貸住宅家賃補助制度や矢吹町の定住化促進住宅を利用して生活や仕事が落ち着くまで賃貸住宅で暮らし、その後自分が希望する地域に住宅を建てる。
地方での暮らしに馴染めるのか不安がある方には、まずは賃貸住宅という考えも悪くはないでしょう。
実際に地域で暮らすことによって、自分の生活スタイルなど移住前には気づけなかったことを実感すると思います。

子育て・教育環境について

自然豊かな環境を希望するのであれば県南地方はおすすめ。
四季折々の季節を感じることができ、梅雨になると蛍が舞う。夏には様々な自然体験ができ、冬の夜には星空が広がる。
子どもだけではなく大人もゆっくりとした時間の中で生活できます。

一方、大人の教育機会は注意が必要です。
公民館事業など大人の教育機会は多くありますが、首都圏ほど刺激的な講座はそう多くはありません。
しかし、開催の数は少なくてもそのようなイベントに参加すれば、すぐに地域の魅力的なひとに出会うことができます。
何をするにしてもプレーヤーが少ないため、地域ではひとりひとりがとても目立ちます。
地域で実践しているプレーヤーたちからは講座とは違う生の声を聴くことができるでしょう。
そのため、学習機会を得るには積極的に動くことが求められます。

ひととの出会いを求めているのであれば、地域の移住コーディネーターや移住相談員に頼るのがおすすめ。
地域のキーマンを知ることができます。

次回は「子育て編」です。