飛鳥Ⅲ、清水港へ寄港。富士山に迎えられ、富士山に見送られる特別な港
「清水港」と聞いて、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか?
まぐろの水揚げ港。 お茶やみかんの産地。
そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし実は、清水港は世界各国の豪華客船が寄港する国際港でもあります。
年間を通して見ると、およそ3日に1隻のペースで大型客船が訪れ、
多くの乗客を迎えています。
クルーズファンの間では知られた存在ですが、船を間近で見られる場所としては、
まだまだ「穴場」と言えるかもしれません。

飛鳥Ⅲ船先から直線に見えるオレンジ色の大きな船は、地球深部探査船「ちきゅう」です。
富士山と客船が織りなす特別な景色
清水港の最大の魅力は、その立地にあります。
駿河湾越しに望む雄大な富士山。
客船が港へ入ってくる時には、まるで富士山が「ようこそ」と迎えてくれるような景色が広がります。
そして出航の時には、「またお越しください」と静かに見送るかのような姿を見せてくれます。

※こちらは、先代の飛鳥Ⅱがお昼に寄港した時の写真です。
世界中を旅するクルーズ客船は数あれど、港の正面に日本を象徴する富士山が佇む風景は、
そう多くはありません。唯一無二の体験ができます。
船旅を楽しむ方々にとって、この光景はきっと忘れられない
一生の思い出として心に刻み込まれることでしょう。

清々しい存在感を放つ「飛鳥Ⅲ」
今回、清水港へ寄港していたのは、日本が誇る新しいクルーズ客船「飛鳥Ⅲ」。
港に停泊するその姿は圧巻のひと言でした。
巨大な船体でありながら、重厚感だけではなく、どこか爽やかで軽やかな印象を受けます。
「若々しい」
そんな言葉が自然と浮かんできました。
もちろん船に対して失礼かもしれませんが、新しい時代のクルーズ文化を切り拓いていくような、
そんな希望に満ちた雰囲気を感じたのです。
花火に彩られた出航の瞬間
今回は夜の出航。
日が落ち、港が静かな光に包まれる中、大きな打ち上げ花火が夜空を鮮やかに彩りました。
そのすぐ横を、飛鳥Ⅲがゆっくりと進んでいきます。
花火の光が海面に揺れ、客船の窓にも映り込む幻想的なひととき。
旅立ちを祝福するかのような花火と、静かに岸壁を離れる客船。
とても印象的な出航シーンでした。
今回は、その光景に見とれてしまい、シャッターチャンスを逃してしまいました。

「さようなら。またいつか」
我を忘れて、思わず大きく手を振ってしまいました。
清水港は「船のまち」でもある
静岡市の魅力は、まぐろ、お茶、みかんだけではありません。
世界の海を旅する豪華客船が立ち寄り、富士山との美しい共演が見られる港があるのです。
船が好きな方。 写真撮影が好きな方。 そして、少しだけ特別な景色に出会いたい方。
ぜひ一度、清水港を訪れてみてください。
きっと、港のイメージが変わるはずです。
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