【山梨県】親子で移り住む~小菅村に行ってきました。
小菅村ってどんなところ?
小菅村(こすげむら)は 山梨県のもっとも東端。東京は奥多摩に接する人口約600人の村です。
山に囲まれた静かな村ですが、なんと年間20万人もの観光客が訪れています。
登山、渓流釣り、キャンプ、紅葉狩りなどで何度も訪れるコアなファンが多い村です。
移住相談窓口でも小菅村に何度も通うというファンが意外に多いと気づきます。
甲府盆地に住んでいる県民にとっても、実は小菅村ってちょっと遠い存在だったり。
・・・どんな場所なのか相談員が見てきました!

11月上旬は紅葉まっさかりでした
親子で移り住む~「源流親子留学」って?
村に「源流親子留学」というプログラムがあり、この制度を利用して移住する方が毎年います。
一般的には「山村留学」と呼ばれるこの制度をご存じでしょうか。
村外の小中学生が村の住民として暮らし、学校に通いながらさまざまな体験をする取り組み。
お子さんが自然に囲まれて少人数でのびのび学校生活を送れるというメリットが。
小菅村の場合、住まいは村の定住促進住宅を安く借りることができて、家賃はなんと月15,000円~?!
親御さんのお仕事は、その方の経験をもとに村の方が一緒に考えてくれるんですって。
例えば、道の駅でサービスのお仕事、村役場でのお仕事、村のNPO法人での地域活動などです。

移住者が住む村の定住促進住宅。きれい。
こどもは村民のたから~名前と顔がわかる距離
村の小中学校はそれぞれ1校あり、村の中心地に並んで建っています。
小学校の全校生徒は22人で、そのうち移住してきた児童が半数ちかくにのぼるそうです。
1学年に1クラスずつ学級があり、先生をひとりずつ配置しています。(複式学級ではない)
遠足などの学校行事は他学年と一緒。
給食の時間は、先生と全校生徒が同じ部屋に集まり一緒に給食を食べるのだとか。
上級生が下級生の世話をする関係は自然にはぐくまれるとのことです。
村の職員の方が、廊下を歩いていく児童に声をかけていました。
「もう体調は戻ったのー?」
「うん!!」
全校児童の顔と名前がわかる。近況を知っている。
・・そんな距離感は、村ならではですね。

校舎の窓から裏山のながめ

地元食材ふんだんに使ったオリジナル給食♪

校舎内の階段にあしあと。
昨年、親子で小菅村へ移住してきたという女性Mさんにお話を聞きました。
「村の方が移住前から親身になって相談に乗ってくれたので
不安もなく、スムーズに移り住むことができました。
事前にいろいろ情報を頂いていたので、ギャップはありませんでした。
学校も職場もすべてが近くてコンパクトなのがいいですね!」
村での住まいは、学校から徒歩1分で、一戸建ての住居。
お仕事は、村役場の方と相談して決まったそうです。
学校の職員として、また塾で子供たちの学習支援をしているとのこと。
子供たちはいずれ村外に出ていくかもしれませんが、
この村の爽やかな空気と、土や水や木と触れたことは
多感な時期の記憶を豊かに彩るのだろうなと相談員は思いました。
長期目線でWIN-WINの移住へ
村への移住プログラムには「源流親子留学」や「地域おこし協力隊」がありますが、これは期限がきまっているプログラムです。
けれども、村側では移住希望者の現状や今後のビジョンに耳を傾けて、その方にとって村での暮らしが長い目で見てメリットになるかどうかも大事にしているそうです。
もちろん、移住者が来てくれたことで村にとっても良い影響があり、互いにWIN-WINの関係になることが目指す形です。
だからプログラム期間が終わってもそのまま定住する方が少なからずいるのですね。

長期的視野で移住者を受け入れたいと、語ってくださった教育長と教育委員会松本さんと。
小菅村へのアクセス
JR中央線「大月駅」下車、車で約45分。バスで80分。
JR青梅線「奥多摩駅」下車、バスで60分(土日のみ)
【コラム】700人の村がひとつのホテルに。
小菅村の集落の入り口に築150年の日本家屋があります。
風格のある門がまえ。よく手入れされた庭園が外からも見えます。
それが話題のホテル『NIPPONIA 小菅 源流の村』です。
道の駅がラウンジに、近隣の温泉がスパに、村人がコンシェルジュになって、村全体でおもてなしをしてくれる・・・「村全体がひとつのホテル」がコンセプト。
建物の古さを活かしつつ、洗練されたデザインの家具が配されて上質な雰囲気が味わえます。
古きよき、日本の原風景を感じながら、都会的な感覚で滞在できます。
1泊1名38,000円~50,000円程度(2名1室の場合)
少々お高いですが、日常の小菅村を上質な旅として味わう。唯一無二の体験ができそうです。

NIPPONIA 小菅で人気のお部屋