移住相談員が行ってみた~よりい里山文化祭編その②~ |地域のトピックス|FURUSATO

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移住相談員が行ってみた~よりい里山文化祭編その②~

移住相談員が行ってみた~よりい里山文化祭編その②~ | 地域のトピックス

セルフリノベーションして移住された先輩移住者のお話し会へ

午後からは里山文化主催種まき鳥メンバーのお一人、平山友子さんのご自宅で行われた「里山移住で作業小屋を直して住む」に参加。

今から10年前都内からご実家の作業場をセルフリノベーションしてご夫妻で寄居に移住された、平山さん。 本業は建築関係のライターで、ご本人曰く都内では「夫婦で静かに暮らしていた」そう。移住後は寄居での里山の保全や農業コミュニティへ参加し、隣の小川町でもまち創りのNPO「おがわまちぶん」を立ち上げるなど、活動範囲を広げてとてもアクティブに過ごされている。

都会暮らしへの疑問など、いくつかのきっかけが重なり移住を検討するなかで、平山さん夫妻が行動を起こす後押しとなったのは東日本大震災。ご夫婦の間で移住の話し合いはしていたものの、当初はご本人と夫・雅士さんとの考えが完全に一致していた訳ではなかったそう。そこから最終的に、雅士さんが「友子さんのロマンに付き合おう」と思ったのだとか。やや移住に消極的だった雅士さんだが、小川でのNPO活動については平山さんより意欲的で里山暮らしならではの達成感やQOLを感じながらご夫婦揃って生き生きとされているご様子。

 

“有機農業”への関心や“小さなエネルギーで暮らしたい”というご本人の希望もあって、まず小川町への移住に憧れて何度となく現地へ足を運んだという平山さん。今でこそ小川町移住相談センターをはじめ移住希望者の受け皿が整っている小川町でさえも、10年前では状況が異なり、地縁もなし・知り合いもいない平山さんには敷居が高いと感じられた。

移住に向けてそんな足踏みがつづいていた時、遡ること20年前にご両親が移住した寄居町の実家に、長く放置されていた作業小屋があったのを思い出した。「寄居町」という移住先が見つかったことも大きかったが、20年寄居で暮らして、地域やご近所との関係性を育んでいるお母様の人脈が平山さんにとってはとてもありがたかったそう。

「自力改修」というより「他力改修」!?

ご実家の作業小屋を「自分の手で」リノベーションして暮らそうと思った平山さん。2014年1月から2015年3月までの1年3ヶ月をかけて、ご夫婦以外にのべ100人の人たちに協力いただきながら改修した。

住まいに関して知識を持っている平山さんとはいえ、リノベーションの経験や技術は持っていない。困った時などとても頼りになったのが、お母様から紹介してもらった2人のプロの職人(電気屋さんと板金屋さん)だそう。リノベーションをボランティアで助けてくれたのべ100人は、主にSNSを使って「SOS」を呼び掛けて集まった人たち。自身もセルフリノベーションしたい方などが興味を持って参加し、壁塗りなど体験を楽しまれた方も多かったとか。

作業現場では想定外のことが発生したりと、完成まで何度も泣きそうになるほどのことがあったという平山さん。ただし「乗り越えた時の達成感は格別で、今振り返ってみるとこの時期が人生で一番充実した時間だった」そう。そしてご自身の体験から、セルフリノベーションを行うにもプロの職人さんといった専門家の関わりが大切であると仰っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、平山さんはお話し会を

・移住は暮らしを見直す好機
・迷ったら行動
・コミュニティの力

というキーワードで締めくくられた。「移住前に地域のキーマンと繋がることの大切さ」についても途中で話されて、移住にあたっては地域の人と顔見知りになるなど「人との繋がり」の重要性を相談員としても改めて感じる機会となった。

壁には自然素材の「もみ殻漆喰」、障子紙には上質の小川和紙などご平山さんのこだわりが!