【令和7年8月29日まで募集】二戸市地域おこし協力隊うるしびと(漆掻き、文化継承) |地域のトピックス|FURUSATO

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【令和7年8月29日まで募集】二戸市地域おこし協力隊うるしびと(漆掻き、文化継承)

【令和7年8月29日まで募集】二戸市地域おこし協力隊うるしびと(漆掻き、文化継承) | 地域のトピックス

漆産業で自立を目指す「うるしびと(全2部門)」を募集します

二戸市では、漆に興味があり、ゆくゆくは漆関連産業で自立または就業を目指す方を地域おこし協力隊として募集します。

 古くから伝承されてきた漆関連産業に携わる職人または組合の指導の下、日本遺産、ユネスコ無形文化遺産にも認定された「漆文化」を学びながら、漆掻き、漆器製作、情報発信などの業務を行っていただきます。

募集内容

①うるしびと(漆掻き)
募集人員:1名
任用開始:令和8年5月1日

②うるしびと(文化伝承)
募集人員:1名
任用開始:令和7年10月1日

募集締切:①、②いずれも令和7年8月29日(金)必着

※詳しくは【二戸市ホームページ】をご確認ください。

二戸市の漆産業について

二戸市は、岩手県内陸の北端部に位置する人口約2万5,000人のまちで、折爪馬仙峡県立自然公園を始め、稲庭岳、金田一温泉、九戸城、あるいは作家の故瀬戸内寂聴さんが住職を務めた「八葉山天台寺」など、豊かな自然と歴史的な文化遺産が調和するまちです。
 また、八幡平市から二戸市へ流れる安比川流域で育まれてきた漆文化が日本遺産に登録されるなど、流域に暮らす人々のなかに、漆に関する歴史や技術が連綿と受け継がれています。

 特にも、当市は、生産量、品質ともに日本一を誇る漆の産地です。
「浄法寺漆」は国内生産量の約8割以上を占め、京都・鹿苑寺金閣や平泉・中尊寺金色堂など、日本を代表する国宝建造物の修理の際に使用され、現在も東照宮を始めとする日光二社一寺の修理に使用されています。

 浄法寺塗は、木固めから下塗り、中塗り、上塗りの全工程で国宝建造物の修理修復に使用される浄法寺漆を贅沢に使用していることに加え、丁寧に塗り重ねられた漆が丈夫さと美しさを生み出しているのが特徴で、本物志向の消費者から高い評価を受けています。
 今後さらに、人口減少や少子高齢化が見込まれ、浄法寺の漆産業に従事する後継者の不足が深刻な課題となっています。