大分県・国東市とは？

六郷満山文化と呼ばれる独特な仏教文化が残る大分県の国東半島。

半島の東半分を占める大きなまちが国東市です。

中央部の山岳地域には１３００年もの歴史を刻んできたいくつもの古いお寺があります。

一方で海に突き出た大分空港では最新技術を駆使した「宇宙港計画」が進められています。

伝統を大切にしながら、最新技術の宇宙開発の拠点にも。
過去から未来へ、時空をいったりきたり。
国東市は不思議な魅力のあるまちです。

国東市の主な移住定住サポート
・妊娠・出産・子育ての総合相談窓口「国東市こども家庭センター」を開設
・移住支援制度、出産祝金制度など
・空き家活用支援事業を実施
・車の運転に不安を抱えた移住者向けにペーパードライバー講習費補助

移住定住を担当する、同市まちづくり推進課の辻将輝さんに聞きました

−−国東市には大分空港があり、県内で一番東京に近いまちでもありますね

（辻さん）大分空港からは羽田に14便、成田に３便、首都圏に計１７便が飛んでいます。大阪には7便です。ソウルとの国際定期便もあり、市内のゴルフリゾートには韓国からの旅行客も多くやってきています。

−−大分空港には宇宙人のようなオブジェがありました。宇宙港ってなんですか？

米国の会社が宇宙往還機の着陸拠点として大分空港を候補地としています。地元としては宇宙への関心を高めようと、関連イベントや、小中学生には宇宙関連の出前授業も行っています。国東高校には今春、ＳＰＡＣＥコースが開設されました。宇宙に関する学びを深めるとともに、地球規模の課題に向き合う学習をしていくコースで、全国から生徒を募集しています。

−−長い海岸線がありますね。マリンスポーツなどは楽しめますか？

くにみ海浜公園という総合マリンスポーツ施設があり、サップやウィンドサーフィンを楽しんでいる人が多いです。海に面していますので、見晴らしのいい海岸線でツーリングや釣りを楽しむ人も多いですね。マリンスポーツ施設では地域おこし協力隊が従業員として勤めており、移住者の方も活躍されています。

−−市内にはお寺もたくさんあるようですね。気軽に見に行ってもいいのでしょうか

もちろんです。７１８年開基の両子寺など、歴史を感じさせるたたずまいのお寺がいくつもあります。各お寺の御朱印もありますよ。国東半島は神も仏も、ともに大切にする「神仏習合」という独特の仏教文化が続いてきたエリアです。一般の家庭でも、神棚と仏壇が並んでまつられていることが多いです。

−−移住した場合に仕事があるのかどうか心配ですが、市内ではどんな仕事がありますか

ソニー、キヤノンなどの事業所があり製造業が盛んです。そのほか、医療、介護などの求人が出ています。農業も盛んです。最近では、気候がイタリアに似ているとのことでオリーブを育ててオリーブオイルをつくっています。その他にもナシ、シイタケ、バジル、それに海水で育てた糖度の高いメロンもつくっています。

−−車は必要でしょうか。雪が降ったりもしますか

車は必要ですね。市内には鉄道がありません。バス路線も本数が少ないところが多くあるので、移住を希望される方には「車はお持ちですか？」とまず聞きます。雪については、山間部だけでなく海岸線でも毎年２、３回積もります。

−−天災は少ないイメージがあります

大きな災害はここ最近ではありません。４月に愛媛に近い豊後水道で地震がありましたが、震度４弱で大きな被害はありませんでした。台風で大雨警報が出たことはありますが、それほどの大きな被害はありません。

−−住む家などはありますか

賃貸、売買とも物件はあります。空き家バンクにも６０件ほどの物件が出ています。空き家の購入費、改修費の補助などを行っています。

国東市や大分県への移住相談はこちら

国東市の移住支援サイト
https://www.city.kunisaki.oita.jp/life/1/42/

大分県や移住に関する相談は東京・有楽町にあるふるさと回帰支援センターへ
https://www.furusatokaiki.net/consultation_counter/kyushu/oita/