"市民の皆さんに疲れをいやしてほしい”  断水が続く珠洲市で銭湯が営業再開  |地域のトピックス|FURUSATO

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“市民の皆さんに疲れをいやしてほしい”  断水が続く珠洲市で銭湯が営業再開 

“市民の皆さんに疲れをいやしてほしい”  断水が続く珠洲市で銭湯が営業再開  | 地域のトピックス
地元の人たちの努力により、自力で再生する動きも出てきています

 珠洲市野々江町にある「海浜あみだ湯」は19日から市民限定で営業を再開し、入浴できずにいた被災者が次々と訪れました。

 地震の影響でパイプや配水管が破損し、被災直後は地下水をくみ上げられなかったものの、お湯を沸かすボイラーは無事で、断水の影響を受けない地下水をくみ上げることで、現在は温かいお風呂を提供できるとのことです。

 当面、市民を対象に日曜、火曜、金曜に限って無料で営業を行い、営業日の午後3時から午後6時の間は、曜日ごとに利用できる地区を決め、午後6時から午後9時までは、市民であれば自由に入浴できるようです。

 北海道出身で2017年に珠洲市に移住し、現在はこの銭湯のオーナーである新谷健太さんは「修理は地元の人に協力してもらい、営業が再開できた。今この瞬間に地震が起きたらどうしようかなとか、営業中もどんなトラブルが起こるかわからないのでまだ油断はできないが、市民の皆さまにゆっくりとお風呂につかって疲れを癒やしてほしい」、「利用者の笑顔を見るとこちらもうれしくなる。水道の復旧が見えないなか、市民の生活を支えたい」とお話しされています。

 能登半島地震の発生から今日で20日目です。
「住宅の半数が全壊」という見通しが示された珠洲市では、ライフライン復旧の見通しもまだ立っていませんが、地元の人たちの努力によって、自力で再生する動きも出てきています。