日本遺産!新温泉町の麒麟獅子(きりんじし)※7/14、7/15 |地域のトピックス|FURUSATO

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日本遺産!新温泉町の麒麟獅子(きりんじし)※7/14、7/15

日本遺産!新温泉町の麒麟獅子(きりんじし)※7/14、7/15 | 地域のトピックス

▶新温泉町 諸寄(もろよせ)地区の為世永(いよなが)神社の夏祭り

兵庫県の北、日本海に面する新温泉町山陰海岸ジオパークの中央に位置し、「山陰海岸国立公園」、「氷ノ山後山那岐山国定公園」、「但馬山岳県立自然公園」などの自然公園指定区域を有しています。その面積はなんと、町全体の46.3%!! 雄大な大自然とともに生活を営めるのが、新温泉町の大きな魅力です。そんな新温泉町で年に一回開催されるのが《為世永(いよなが)神社の夏祭り》。

《為世永(いよなが)神社》は、約400世帯が住む諸寄(もろよせ)地区にある神社。遥か昔から地域の人々の暮らしを見守り、地区の平安を担ってきました。「地域の人々は、お年寄りから子どもまでみんなが獅子が好き!」、「麒麟獅子が舞わないと祭りらしくない」。そんな声が聞こえるほど、地域の人々が楽しみにしているのが、《為世永(いよなが)神社》の麒麟獅子です。世代を超えて地域が一つになる祭り、伝統を受け継ぎ、次世代へ繋げる、《為世永(いよなが)神社の夏祭り》は今年も7/14(金)・7/15(土)の二日間行われます。

▶幸せを呼ぶ、霊獣 《麒麟(きりん)》

麒麟(きりん)は、古代中国”四霊獣”のうちの一体。他にも、鳳凰(ほうおう)、霊亀(れいき)、龍(りゅう)が含まれます。古代より、この四霊獣は大変縁起のよい獣とされており、世の中が瑞気に満ちて、平和な時代にのみ出現するとされてきました。麒麟(きりん)は神聖な幻の動物とされ、1,000年も生きると言われています。その容姿については、身体は鹿、牛のしっぽと馬のひづめを持ち、龍のような顔に一本の角があります。全体の毛は黄色く、ウロコで覆われ、さらに背中の毛は五色に彩られています。普段の性質は非常に優しく、足元の虫を踏んだり、草を折ったりすることさえ恐れるほど殺傷を嫌っているので、地に足を下ろさず、常に空を翔けています。昔から、麒麟は良いことがある前触れとして姿を現し、太平の世のしるし、幸せを招く存在、安定した穏やかな日々をもたらす幸福の象徴とされてきました。

▶麒麟(きりん)のまちの取り組みとは?

新温泉町を含む、鳥取&兵庫の日本海側の地域を《麒麟のまち》と呼びます。鳥取県の鳥取市、岩見町、若桜町、智頭町、八頭町、兵庫県の新温泉町香美町は、古くから歴史や文化、生活圏を共有し、山陰海岸ジオパークと中国山地に囲まれるなど、豊かな自然と山海の幸に恵まれた地域です。「麒麟獅子」はこの地域に伝播している重要な民俗文化財であり、霊獣麒麟が息づくこの地域を「麒麟のまち」圏域と呼び、観光や移住定住など様々な分野で連携し、魅力あるまちづくりに取り組んでいます。

為世永(いよなが)神社へのアクセス
▶所在地: 兵庫県美方郡新温泉町諸寄
▶最寄り駅: 公共交通機関の場合(JR山陰本線「諸寄」駅下車、徒歩約10分)
       自家用車の場合(山陰近畿自動車道「新温泉浜坂」ICから約10分)