地域のトピックス

いわて暮らしセミナーレポートvol.3「いわてでグローカルに生きる!」

6月12日(土)に「いわてでグローカルに生きる!」をテーマに、19組21名の方にご参加いただきました。

当日の様子をレポートにしてお伝えします。

「いわて暮らしセミナー」では、さまざまなテーマで「いわて暮らし」の魅力をお伝えしています。今回は、はじめて「グローカル(グローバルとローカルを掛け合わせた造語)」をテーマに開催しました。

まずは、体験発表として、いわてでグローカルに生きる先輩お二人から、岩手での取組や、「いわて暮らし」の魅力を御紹介いただきました。

元・奥州市地域おこし協力隊  台湾向け交流促進コーディネーター 小川ちひろさん

今年4月に奥州市地域おこし協力隊の任期を満了し、現在は、岩手県を活動拠点に東北の魅力を伝えるフリーコーディネーターとして活躍されている小川さん。

東京都出身で、幼い頃から英語が大好きで、言語や異文化に興味を抱き、「オーストラリア留学」「台湾ワーキングホリデー」で海外生活を経験しました。奥州市地域おこし協力隊時代には、言語力を生かして通訳や翻訳のお手伝いや、岩手県や奥州市の魅力を国内外に情報発信されました。

岩手には、南部鉄器や岩屋堂箪笥など海外の方が興味を持つ素材があるので、個人でも岩手から海外に情報発信し、グローカルに仕事を展開できると感じているとのことでした。

東京出身の小川さんが感じている「いわて暮らし」の面白いところは、衣食住豊かな自然に囲まれて、東京にいるときとは“食材の選び方がまったく変わったこと”だそうです。食材の生産者が身近になり、同じ消費活動にしても、作り手の顔や思いに対して代金を支払っているという実感が増したそうです。

現在はフリーコーディネーターとして活動している小川さんは、沿岸のウニ漁をお手伝いしたことをきっかけに、おいしいウニを届けるだけでなく、ぜひ漁師さんの熱意にも触れてほしいとの思いで、この夏、「体験ツアー」を企画しています。

【漁師と巡る大槌湾クルーズ&うに剥き体験ツアー】
期間:2021年6月〜8月中旬 各土曜日
場所:岩手県大槌町
時間:10時集合(平均的な体験時間 約2.5時間)
URL:https://www.facebook.com/106071455047422/

株式会社ベアレン醸造所マーケティング部流通課海外担当リーダー 内舘 康喜さん

盛岡市出身の内舘さん。海外に関わるきかっけは、中学生時代の2週間のホームスティを皮切りに、バックパッカーで5年ほど海外を転々とされていたとか。

現在は、ベアレンビールを海外に輸出するため、電話やメールでの海外との交渉や商談会でベアレンビールをPR。アメリカでの商談会の際には、県人会の方と交流をしたり、また、コロナ禍で中止となった盛岡市とビクトリア市の姉妹都市提携35周年行事に代わり、祝う会を独自開催するなど、海外との交流に積極的に携わられています。

岩手のはっきりした四季と豊かな自然が好きだという内舘さんの休日は、もっぱらアウトドアだそうです。職場のランニングクラブに参加し、もりおかシティマラソン大会を完走するなど公私ともにアクティブな印象でした。

また、岩手県内でグローカルな活動ができる事例も具体的にアドバイスしてくださいました。盛岡市のアイーナの中にある「国際交流センター」では、さまざまな国際交流の情報発信をしており、過去に内舘さんは、センター内の掲示板で「にほんごをおしえてください」というメッセージを見つけて、アルゼンチン出身の男性に半年間程ボランティアで日本語を教える活動をしたそうです。

株式会社べアレン醸造所(岩手の仕事・就職情報サイト シゴトバクラシバいわて)
https://www.shigotoba-iwate.com/kyujin/company/64000010040860

交流会

参加者の方から質問に、お二人からご回答いただきました。

まずは「岩手の魅力は?」という質問について、小川さんは「シャイな方が多い印象だが、関係性ができるとインターネットにはないリアルで本質的な話ができること。」、内舘さんは「真面目で一生懸命、義理人情に熱いこと。」とお話してくださいました。

また、「自分のスキルを活かして会社や地域に貢献する方法は?」という質問について、地域おこし協力隊として活動していた小川さんは「地元の方に市の広報や地元紙で見たよ!と言われたことや、東京や海外にいる知人から岩手おもしろそう!岩手に行きたい!とのコメントが増えていることで実感している。」との回答いただきました。
会社員である内舘さんは「会社貢献としては海外売上を伸ばしていること。海外で美味しいベアレンビールを飲んでもらい、美味しいビールのある岩手に来てもらいたい。また、ベアレンビール10周年の時に県内33市町村でベアレンビール祭りを開催したご縁で、今年もやりましょうとお声掛けいただけることで実感する。」と回答いただきました。

お2人が培ってきた国際力というスキルは、岩手でお仕事にも社会活動にも存分に生かされていらっしゃるようです。

参加者からの感想

セミナー終了後にアンケートを実施したところ、たくさんのご感想をいただきましたので、一部ご紹介します。

・あまり知られていない「岩手と海外との関わり」について聞くことができた
・「グローカルな働き方」が具体的にどんなものなのか、以前より理解できるようになった
・岩手で働く方々の現在に至るまでの背景、地域とのかかわり、将来への展望を知ることができ、非常に満足した

参加者の皆さんからのご質問のおかげで、より「いわてでグローカルに生きる!」ことについて理解を深めることができたのではないかと思います。

いわて暮らしサポートセンター移住コンシェルジュから

ゲストのお二人は学生時代から積極的に経験を積んでいらっしゃったこともあり、ちょっぴりまぶしく感じた方もいらっしゃったかもしれません。でも、移住のカタチは人それぞれ。岩手県にはご自身の好きなこと、得意なことを活かしてつながれる地域があるはずです。いわて暮らしサポートセンターと一緒にあなただけの「移住のカタチ」を考えていきましょう!
短い時間ではありましたが、コロナ禍ならではのひとコマでした。それから、Zoomの使い方にちょっぴり戸惑った方もいらっしゃったようです。操作にご不安がある場合は、事前にサポートいたしますので、いわて暮らしサポートセンターまでお気軽にお知らせいただけたらと思います。

最後になりましたが、ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!

※レポート作成協力:岩手県、いわて定住・交流促進連絡協議会

いわて暮らしサポートセンター 移住コンシェルジュ

三浦

プロフィール

岩手県雫石町出身。高校卒業後、進学のため上京。2015年4月より「いわて暮らしサポートセンター」移住コンシェルジュをつとめる。趣味は、岩手にゆかりがある、もしくは岩手が好きな「人」に会うこと。

相談員から一言

雄大な自然に囲まれた岩手県では、素朴で温かい人々が代々受け継いだ暮らしの知恵を生かして丁寧に暮らしています。土ととも生きること、自然の中で子育てすること、海とともに新しいチャレンジをすること・・・ご自身が求める「こだわりの暮らし方」を実現できるフィールドが広がっています。かつて宮沢賢治が心の中の理想郷とした「イーハトーブ」で、これからの生き方を探してみませんか?いわて暮らしサポートセンターがお手伝いいたします!