MOCTION【木材利用が森と人を育てる】ぐんま木材から |地域のトピックス|FURUSATO

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MOCTION【木材利用が森と人を育てる】ぐんま木材から

MOCTION【木材利用が森と人を育てる】ぐんま木材から | 地域のトピックス

MOCTION をご存知でしょうか?
こちらは2020年11月にオープンした、東京都が全国各地と連携し運営している、国産木材の魅力発信拠点です。
HP?https://moction.jp/
Access?東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー5F

ただいま、期間限定で群馬県とコラボした展示をしていたので、お休みの日にのぞきに行ってきました!


全国各地の木材利用を紹介するスペースでは、産地の生産者・林業に関わるゲストのトークイベントも開催されます。画像左側は、東京・多摩産材を使った【木質化オフィス】を提案するスペース。実際にコワーキングスペースとしても利用できます(とっても良い木の香りに、デスクワークが捗りそうです♪)

都市だけ、森林だけで、暮らすことはできない

今回は、群馬県森林組合連合会よりオフィス向け什器や、県内の木材を利用した製品を見て触れることができました。

まず目に入ったのが、群馬県内の自治体から「誕生祝い品」として赤ちゃんへ贈られる木のおもちゃ!

群馬県ウッドスタート宣言

(左)みなかみ町:実はカスタネットの発祥地!赤ちゃんのお名前と誕生日、生まれた体重が刻印されています/(右)沼田市:市を象徴するお祭りにも登場する“天狗”がモチーフの「沼田てんぐつみき」表情が色々で可愛い!

ウッドスタート宣言は市町村と企業の協働による、地産地消の「木育」を推進する取組で、全国51の自治体が手を挙げています。(2021.2月時点)
群馬県は2020年11月、都道府県としては全国3番目に宣言。
ウッドスタート宣言とは?
木育ラボ(木育かきくけこ)
▼環境省「グッドライフアワード」にも選出
グッドライフアワード2015 市町村と企業の協働による「ウッドスタート」

県が宣言することで、各市町村の取組みを下支えする役割を担います。
では、自治体でこのウッドスタート宣言をしているところは、具体的にどんなことをしているのでしょうか?

その一つが、写真に上げた「誕生祝い品」
赤ちゃんが触れるおもちゃから木育を始めよう!というもので、このおもちゃは地産地消がポイント。ウッドスタート宣言をしている自治体では“その土地の木材を使った、地元の木工職人が作る玩具”を、新しく住民となる赤ちゃんへプレゼントしています。
≪群馬県内でウッドスタート宣言をしている自治体≫
上野村(2015年)、みなかみ町(2016年)、川場村(2019年)、沼田市(2020年)
自分の生まれた土地で育った木のおもちゃと触れながら育つ、豊かさ。

グッドトイ2020 大賞、多世代交流賞「 おとたま 」

つみ木堂HPリンク / Instagram
このカラフルなおもちゃは、白い糸の先にブナのボールがつながっている、手のひらサイズのけん玉。郷土玩具【鳴子】をヒントにカップに切り込みを入れ、打ち鳴らしたり・カップに玉を入れたときに とても良い音が鳴ります。
?鳴らす音も少しご紹介!「群馬でちょうどいい暮らし」

群馬県・明和町(めいわまち)で明治時代から続く木工所 つみ木堂さんで製作されています。
〇グッドデザインぐんま 令和元年度選定〔やすらぎ賞〕
〇GOOD TOY AWARD 2020〔グッド・トイ2020/大賞/多世代交流賞〕

赤ちゃん~おじいちゃん・おばあちゃんまで、多世代が遊び方を様々に考えることができるおもちゃから、木とふれあう時間を楽しく過ごせますね!
またウッドスタート(ゆりかご)~ウッドエンド(棺桶)まで木材と触れ合うことを推進する、この活動のコンセプトにも合致!

仕事の場を快適にするデザイン・木の力

日々はたらくオフィス内で、どれだけ快適に過ごせるか。
仕事の効率や周囲の人との関係性において、実は大事なポイントですよね!
コロナ禍でテレワーク・在宅勤務をされるようになった方は、自宅で仕事の場を作ることからスタートされたかもしれません。

今回はそんなリモートワーク対応◎こんな製品も見られました♪
(右は実際に座らせていただいて、PCワークの実演(フリ))
リモートワーク スポット 略して「リモスポ」
これは一人用で扉が無いタイプでしたが、オーダーメイドでお好きなサイズでも作れて扉の変更もできるそうです!
窓はないので、とにかく机に集中して作業がしたい時や、オンライン会議の時には良いかも,,,。

こちらは空間を仕切って、ちょっとした作業スペースをどこでも作る事ができる「コ(小)ワーキングスペース」
天板付きのパーテーションで、屏風のように脚の部分までパタパタと折りたたむことができます。杉材でとても軽く、女性でもスムーズに移動できます。
もちろん木材なので、写真[左]のように好きな色へ塗り替えたり、釘など使えば小棚やライトをつける等、DIYで作ることもできます。
作業に合わせたオリジナルワークスペースを作るのも楽しそうです。

どちらもデスクワークする私にとっては、視界と手にふれる所が「木」というだけで、自然と心がほぐれる気持ちになるもので「木っていいなぁ」と単純に欲しくなりました。(笑)

間伐材のエッセンシャルオイルから森と人をつなぐ

木の良さに「香り」が挙げられます。
森林浴や自然の多い所に行くと、なぜか爽やかな清々しい心地になった経験がありませんか?じつは木から発生する「フィトンチッド」という香り成分には、空気を浄化させる能力があることが分かっています。

この木の芳香を、森林整備で出る間伐材から精油を蒸留・販売しているのが、みなかみ町のアロマオイルブランドLicca(リッカ)。
こちらは「自然の香りを通じてみなかみ町と訪れた人をつなげる」というコンセプトで、エッセンシャルオイルの製造をスタート。
LiccaHPInstagramFaceboook

精油の蒸留には利根川源流のはじまりである水を使い、材料となる間伐材は地域材を自ら自伐型林業のチームに参加することで仕入れをしているとのこと。
今回は特別に「オフィスの木質化」展示に合わせた、男性的な香りを調香されたそうです!

じつはこの事業を立ち上げたのは、2020年にみなかみ町へ移住した長壁ご夫婦
お二人が移住する前に活動していた、JICA海外協力隊のこと~移住するまでの経緯は、町のローカルチャレンジサポート事業FLAPでのオンラインセミナーでもご覧ください!
(一社)FLAP 主催(2020.6/18)「ウィズコロナを生き抜くJICA海外協力隊OB/OGの地方チャレンジウェビナーinみなかみ」

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群馬の2×4(ツーバイフォー)を使ったこどもの遊びスペース。椅子は住宅の柱材を切って座面を付けただけのシンプルな作り!,,,,アリスのあの場面の気分(笑)

自然の木は成長を続けますから、使われない木が残る森は日光の届かない“不良”な材ばかりとなり、やがてしんでしまします。
人の手が入ることで森を守ってきた歴史と、外国産の木材を使い続けている現在の生活を知り、身近な物の素材や地球資源のことを考え直す機会になりました。

今回ご紹介したものは、ほんの一例。
木の良さは実際に手でさわり、香りを知る事で体感することができるはず。
お近くの方は、ぜひ足を運んでみてくださいね!

全国各地の国産木材活用と連携! MOCTION 企画展 vol.5
草津・伊香保・水上を始めとした温泉王国として名高く、利根川の上流に位置し、首都圏の水がめでもある群馬県の企画展。
展示期間/2021年2月18日~2021年3月2日
展示についてのお問い合わせ/群馬県環境森林部森林局林業振興課
[email protected]

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ウッドスタート宣言をしている4自治体のご紹介

 

1.群馬県の南端・上野村(うえのむら)は、村内95%が森林面積を有する“森と共生する村”。
じつは県内で一番人口が少なく、村内人口の2割はUIターンの移住者です。
?人と自然がもてなす村「旅する上野村」

2.新潟県境・最北端 みなかみ町。谷川岳のお膝元として自然豊かな環境はユネスコエコパークにも認定されています。実は都内通勤費の実費補助やテレワーカーの移住推進も積極的。
?みなかみユネスコエコパーク

3.川場村(かわばむら)はその名の通り、利根川源流に接し、きれいな水はうまい米と日本酒の醸造所もあります。東日本でNo.1に輝いた道の駅「田園プラザ川場」は沢山の人が訪れます。
?おいしい自然に出会う、ふれあう

4.河岸段丘に位置する沼田市は、「真田の隠れ里」とも呼ばれる山間地の雄。群馬の北東部・利根沼田エリアでは一番の市街地で、上越新幹線の駅 上毛高原駅を利用した都内通勤者も居住。
?お試し住宅で来てみて!

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ぐんま暮らしの全般は,,,「ぐんまな日々」
(移住ポータルサイト)
?https://gunmagurashi.pref.gunma.jp/

2021.3/13(土)~3/19(金)は、群馬県全域の大移住相談会!
「オールぐんまオンライン移住相談ウィーク」
詳細は、上記クリック先の特設サイトよりご覧ください♪