【香川県】現役 地域おこし協力隊員が書籍を出版しました!! |地域のトピックス|FURUSATO

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【香川県】現役 地域おこし協力隊員が書籍を出版しました!!

【香川県】現役 地域おこし協力隊員が書籍を出版しました!! | 地域のトピックス

香川県の現役地域おこし協力隊員が『地域おこし協力隊』というタイトルの書籍を出版しました!!
どのような内容の書籍であるのか、香川県の専属移住相談員である私は興味津々。もちろん早速読んでみました!現役隊員が出版したこの本、皆さんも気になりませんか?
以下は、私の読書感想文です。ぜひご覧ください!!

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香川県庁には、県に採用された地域おこし協力隊がいる。その中の一人である秋吉直樹氏は、今年で3年目を迎える現役の地域おこし協力隊員だ。彼のミッションは、県内で活動する地域おこし協力隊をサポートするというもの。地域おこし協力隊のための地域おこし協力隊という、全国的に見ても稀有な存在である。

その彼が、地域おこし協力隊についての書籍を出版したとのニュースが飛び込んできた。その書籍のタイトルはそのものズバリ『地域おこし協力隊』である。この書籍のタイトルから、「秋吉氏自身の地域おこし協力隊活動を描いたものであろう」と思った方もいらっしゃるかもしれない。しかしながら、秋吉氏本人の活動についてはほとんど描かれていない。この書籍では、全国の地域おこし協力隊と隊員を取り巻く皆様に向け、地域おこし協力隊の導入や活動時に気をつけていただきたいことが、秋吉氏であるからこそ持ちえた視点で描かれている。

「秋吉氏であるからこそ持ち得た視点」と述べたのは、彼がかつて地方公共団体(市役所)職員であり、現在は地域おこし協力隊として活動していることに由来する。彼はその経験から、行政の公としての立場や考え方もわかるし、地域活性化の気概をもって地域おこし協力隊になることを選んだ隊員の考え方や気持ちもわかる。秋吉氏は、自らの地域おこし協力隊の活動を通して、また、香川県内の地域おこし協力隊の悩みなどに向き合い感じたことをベースに、行政や地域の人々と地域おこし協力隊の間で、考え方や気持ちをきちんと伝えていないがために誤解を生むポイントについて明らかにした。そして、ポイントを明らかにしただけではなく、地域おこし協力隊と行政・地域がきちんと意思疎通を図るための具体的な方法を記したのである。

誤解が解けなかったばかりに、気概をもって着任した地域おこし協力隊が任期の途中で地域を後にするという話や、地域おこし協力隊のモチベーションが明らかに下がっているという話を耳にすることがある。そしてまた、行政担当職員や地域の人々も、地域おこし協力隊との間に、誤解やすれ違いがあるとは気付かずに苦しんでいることがある。「何がいけなかったのか」とお互いにわからないまま、悲しい気持ちで幕を引くということがないようにするためにはどうしたらよいのか。

その手がかりが秋吉氏のこの書籍の中にある。まさに、実践者による地域おこし協力隊の指南書といえよう。地域おこし協力隊を導入しようとしている行政やその地域の人々、現役地域おこし協力隊員、地域おこし協力隊がいる行政やその地域の人々、今から地域おこし協力隊になろうとしている人、すべての人に読んでいただきたい一冊である。

詳しくはコチラ