地域のトピックス

なにもないけど、銘品はある。”埼玉いっぴんいち”に行ってきた!

”ダサいたま”の底力を知った日。

こんにちは。埼玉県移住相談員です。
先日、埼玉県の逸品が集うイベント”埼玉いっぴんいち”が池袋で開催されました!

常日頃「埼玉にはなにもない」と自嘲する県民もびっくりするような数々の銘品と出会ったので、ご紹介します。

「家を支える前に、おしりも支える」はしらベンチ(飯能市)

飯能市は、西川林業地と呼ばれる木材の生産地です。NPO法人 西川・森の市場の浅見さんが紹介する『はしらベンチ』は、住宅用の柱として出荷する前に天然乾燥させる木材をただ積んでおくのではなく、まちなかに移動してベンチとして活用するという発想から生まれました。

現在、飯能市役所や東飯能駅連絡通路など様々な場所に設置されています。導入には買取のほか、木の乾燥具合を定期的に確認し、乾燥しきったら座る部分の柱だけを交換するレンタルプランがあるそうです。

座ってみると、加工されていない無垢の木がおしりを優しく包み込んでくれているような感触。冬の屋外ベンチって冷たくて座れないこと、ありませんか?西川材の『はしらベンチ』なら、何も敷かずに快適に過ごせます!

深谷市マスコット・ふっかちゃんも、はしらベンチでほっと一息。

 

「圧倒的 美味っ・・・!」深谷ねぎ(深谷市)

会場の中心にあった深谷市のねぎ焼きブースが大人気!

行列の先には、焼きたての深谷ねぎにかじりつく人が多数。整理券を配布していたので並んでみました。グリルでじっくり焼かれたねぎの焦げた皮を剥いてもらい、お好みでしょうゆを垂らしてかじりつきます。
おいしい!辛くなくて、うまみ成分がギュッと詰まっている感じです。いつもはねぎの青い部分の使い道に困るのですが、丸々一本完食できました。これからは栄養豊富なねぎの青い部分を進んで食べようと思います。

深谷市は学校給食などで食育に注力していると聞いていましたが、地域の旬の食材をいただくことで暮らしが豊かになるということを、身をもって理解することができました。

 

「自然と笑顔になれちゃう」木の玉プール(秩父市)

木育という言葉も耳にする機会が増えました。木のぬくもりを感じた経験が適切な木材利用に対する理解を促し、自然環境に親しむ心を育むのだとか。
「木の玉プール」には、秩父産のヒノキを使った枠組みの中に2,500個ものヒノキの玉が入っています。親子連れに大人気で、ひっきりなしにお子さんが遊んでいました。

秩父市では、赤ちゃんのために木工職人が作ったおもちゃを誕生祝い品として配布しているとのこと。お子さんだけでなく親御さんも笑顔がこぼれる、あたたかみのある空間でした!

 

「ツールとしての茶の可能性を広げる」的場園こだわりの狭山煎茶(入間市)

静岡茶、宇治茶に並ぶ日本三大銘茶と言われる狭山茶は、入間市、所沢市、狭山市で多く作られています。狭山茶の栽培から製造・販売までを一貫して行う的場園製茶工場の四代目・的場龍太郎さんがその場で淹れた狭山茶をいただきながら、お話を伺いました。

的場さんは、コミュニケーションツールのひとつであるお茶の持つ可能性を広げるべく、異業種とのコラボイベントやワークショップの開催のほか、新商品開発に取り組んでおられます。

ご紹介いただいたのが「グリーンティー ジェノベーゼ」。急須でお茶を淹れる習慣がない方にも、食事で狭山茶を味わってもらいたいという想いから作られたこの商品。「お茶を食べる」という発想もそうですが、和食ではなくイタリアンに狭山茶を取り入れるという発想にびっくり!
原材料はシンプルで、米油、茶葉、くるみ、茶実油、ニンニク、茶葉ペースト、食塩、粗挽き黒胡椒でできています。お茶の実から油がとれるとは、知りませんでした!

 

「桐で日常の生活に豊かさを」桐製コーヒーキャニスター(本庄市)

「先祖から代々受け継いできた桐たんす」と聞くと素敵だなぁと思います。しかし、経年劣化で修理が必要だったり、新築の家に馴染まなかったりして悩むケースもあるそうです。
関根桐材店の四代目・関根紀明さんは、古い桐たんすを新品のように再生する削り直しや昔ながらの桐製品を作ると同時に、現代人のライフスタイルに合わせたものづくりをされています。

ご紹介いただいたのは、コーヒー豆を保存するための「桐CUBE コーヒーキャニスター」。現在の生活に役立つものを桐で作るというコンセプトで、芝浦工業大学デザイン工学部の学生との産学連携プロジェクトにより生まれました。

コーヒー豆のおいしさを守るポイントは3つ。①鮮度を保つ桐の気密性。②桐の内部に含まれる弱アルカリ性の成分(タンニン)による抗酸化作用。③防腐剤や漂白剤を使用しない「国産桐」へのこだわり。シンプルながら存在感あるデザインは、どんなインテリアにも馴染みそう。

ほかにも「桐CUBE 桐こめびつ」や「桐まな板」など実用的な商品が揃っていて、敷居が高く感じられていた桐製品が身近に感じられる出会いでした。

 

「醸造家がつくる」天然酵母の味輝パン(上里町)

原材料は、小麦粉、米と米麹の天然酵母、塩、以上!

添加物を使わずに厳選素材で作られたこだわりのパンをつくる、味輝の荒木さんにお会いしました。寒い冬にじっくりと仕込まれた酵母菌により、極上の味輝(みき)パンが生み出されます。どれくらい極上かというと、バターも何も塗らずに一斤ぺろりといただけるくらいです(やってしまいました)。

荒木さんは「食は命なり」を基本理念に掲げる株式会社 味輝の代表として、また、無添加にこだわったおいしい食材の作り手が集まる地域住民の一員として、パンの製造・販売にとどまらず、食の安心・安全を伝える様々な活動に取り組んでおられます。

行ってみて思ったこと

この日紹介された品々は、食べ物も家具も小物も、どれも素材の持つ特長をシンプルに引き出したものばかり。組み合わせる材料が厳選されているからか、おいしさや使い心地のよさが直球で伝わってきます。

愛すべき“ダサいたま”には、地域特性を生かした面白い挑戦をしているかっこいいひと達がいました。ダサいだけじゃなくて、かっこいいところもある埼玉に出会えた”埼玉いっぴんいち”。今回ご紹介できたのは、ほんの一部です。ほかにもたくさんの魅力的な出店者がいらっしゃいました。出店者詳細は、TURNSホームページをご覧ください。

埼玉県の“いいひと” “いいこと” “いいもの”は、冊子「Saitama Story」にまとまっています。
ふるさと回帰支援センターの埼玉県相談ブースにもございますので、興味がある方はお気軽にお立ち寄りください。

「住むなら埼玉」移住サポートセンター 移住相談員

佐野

プロフィール

埼玉県春日部市出身。都内の大学を卒業するまで埼玉県で過ごす。法人向けアパレルメーカーの営業・人事、人材紹介会社のキャリアアドバイザー経験を経て埼玉県移住相談員になる。

相談員から一言

埼玉県に移住、と言われてピンとこない方もいると思いますが、「そんなことはない」と声を大にして言いたいです!
「仕事は変えずに田舎暮らしがしたい」「おだやかな天候の地域に住みたい」「自分で育てた野菜を子どもに食べさせたい」・・挙げたらキリがないくらい、埼玉県には、色々な”叶えたい暮らし”を実現できるステップが用意されています。移住すべきかどうか?というところから考えるお手伝いをします。お気軽にお越しください。