移住ストーリー

仕事と趣味と家族の時間。やりたいことを探していたら、自分の求める理想がここにありました

京都府京都市→滋賀県長浜市
2019年移住
梅田 隆利さん
会社員

自然やアウトドアが好きで、やりたいことができると思えた会社への就職を機に2012年に滋賀に移住された梅田さん。住みやすく、暮らしやすいイメージのある滋賀県を選びました。
山と琵琶湖がすぐ近くにある湖北の豊かな自然の中で、仕事に趣味に育児にと充実した日々を過ごしている梅田さんにお話しを伺いました。

環境のことを考えるには自然の中で

京都市内で生まれ育ち、小さい頃から琵琶湖にはバス釣りなどで来ていた梅田さん。大学も大津市にある龍谷大学へ通っていたので、滋賀県は身近な場所という感じだったそうです。

「就職を考えた時に、自分のしたいことができそうな会社を探していたらそれがたまたま滋賀にあったんです。『移住』と大きく身構える訳ではなく、やりたいことを求めて滋賀に来たという感じです。大学の時に環境工学を勉強していたことから、環境に関われる仕事に興味がありました。環境系の仕事は全国どこにでもある中、ビル群が立ち並ぶ大都会で環境のことを考えるより、やっぱり身近に自然がある場所のほうがいいのかなと思いました」

そう考えた時に、米原の豊かな自然のなか木質廃棄物のリサイクルやバイオマス発電などに取り組んでいる今の会社は梅田さんの希望にぴったりでした。

「滋賀の企業は、一般的にはあまり知られていませんがそこそこ大きかったり力をもっている企業が結構たくさんあります。今の会社も就職前に合同就職説明会に参加して出会いました。地方にもいい会社はあるので、調べたり情報収集してみるといいと思います」

梅田さんの仕事は最初は木材チップリサイクルの営業でしたが、いまは総務で会社全体のことに関わっています。入社前に参加した会社説明会のときに話を聞いて興味を持った『木質バイオマス発電』や木質チップを燃料とする『バイオマスボイラー』を利用した温室でマンゴーや休耕田でニンニクを育てたりしています。

職場の雰囲気についても伺いました。

「会社の代表が40代と若く、何にでも積極的なので、会社全体にもそういった風潮があります。また、社内にサッカーやテニス、スキー、サイクリングといった部活もあります。サイクリング部は自転車好き数名で立ち上げ、ユニフォームまで制作しちゃいました。みんな仲が良く、アットホームな職場です。会社全体で新しいことに挑戦する会社なので、色々な経験ができて楽しいです」

アットホームな職場の雰囲気。笑顔の梅田さん(手前)

自然を満喫しながらのアウトドア三昧

実際に就職してから最初の5年間は米原市にある会社の寮に住んでいた梅田さん。住んでみても、ここは都会過ぎず田舎過ぎずちょうどよい場所でした。周辺にコンビニもスーパーもあったので特に不便さも感じませんでした。しかし、最初の年は積雪に少し驚いたとのこと。

「京都市内で育った僕にとって、スタッドレスタイヤの購入は初体験でした。4年前に結婚し、長浜市に建売住宅を購入しました。妻も京都出身ですが、同じ大学だったこともあり、付き合っていた頃からよく湖北にも遊びに来ていたので、ここで2人の生活を始めることに抵抗はなかったです。米原は琵琶湖線沿いではなかったので、長浜はよりアクセスが良いと思いました。駅近で自転車で街中に出かけられるのがいいですね。想像以上に住みやすいことがわかりました」

また、滋賀に来てよかったと思ったのは、趣味が思う存分楽しめることだそうです。
梅田さんは学生時代からバードウォッチングが好きで、カメラ片手に余呉町の「菅山寺(かんざんじ)」や湖北町の「湖北野鳥センター」に行っていました。サイクリングも好きで、琵琶湖岸を走ったり姉川ダムまで行ったりしたそうです。近くには釣りのスポットも色々あり、海釣りする時は敦賀にもよく行かれたそうです。自宅からは高速道路を使えば敦賀まで約1時間。アクセスしやすく、多趣味の梅田さんにこの環境はうってつけでした。

「子どもがもう少し大きくなれば、一緒に色々楽しみたいと思っています。よく遊びに行っている『グリーンパーク山東』の子ども用アスレチックなどは子どもが滑り台が大好きで半日くらいずっと遊んでいます。近所には同じ年頃の家族も多いので、これからもっと交流を深めていければと思っています。街中の住宅地に住んでいますが、初夏の夜、裏手にまわると田んぼに蛍がいます。都会と田舎が密接につながる『ほどほど田舎、ほどほど都会』が魅力ですね。自然や近所の人とも触れ合う機会が多いので、子育て世代には向いている地域だと思います」

子どもから大人まで豊かな自然の中で体も心もリフレッシュできるような総合施設「グリーンパーク山東」
写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー

地元の人と交流するには、町を知ることから始めてみる

長浜市には「長浜曳山祭」というユネスコ無形文化遺産にも登録された有名なお祭りがあります。梅田さんは、職場の人の紹介で祭の成功を祈願する「裸参り」に参加しました。基本的には町内の人が中心に行うものですが縁があって参加させてもらい、長浜独特の返杯の多さに驚きましたが、祭りを間近で体感できて非常に楽しかったそうです(2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止)

「長浜には京都以上に古い歴史や文化が、いまも市民に根付いています。曳山祭には子ども歌舞伎があって、小学生とかが自発的にやっているんですね。祭りに参加させてもらったからこそわかったところで、観光客として見ていただけではそこまでわからなかったです。また、町内の祭りで、神社から神輿が出発し、お寺に到着したら、宮司がお寺で祝詞をあげるというなんとも不思議なお祭りがあります。神仏習合のなごりでしょうか」

長浜曳山まつり(無形文化遺産) 絢爛豪華な山車「曳山」の舞台での子ども歌舞伎

滋賀暮らしを満喫されている梅田さんに、移住を考えている人へのメッセージを伺いました。

「移住するならその土地を知る姿勢がすごく大事だと思います。滋賀のいいところを探して、これからも家族で色々出かけてみたいです。滋賀は、街と自然の距離感が近いし、住んでみるにはおすすめの場所です」

「移住」と身構えず自然体で地域へ入っていった梅田さん。
地元の方も適度な距離感で接してくれるのでとても暮らしやすい、と語りました。