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徳島県民意識調査~徳島県民にとって阿波踊りはどんな存在?~

徳島県民意識調査~徳島県民にとって阿波踊りはどんな存在?~ | 地域のトピックス

徳島と言えば阿波踊り、阿波踊りと言えば徳島!
といっても過言ではない徳島の代名詞・阿波踊り。コロナ下の現在は形式や規模を変えながら公演、イベントが開催されています。
そしてついに、春の阿波踊りイベント「はな・はるフェスタ」が2年ぶりに開催されました。さらに4/29(金)「紡ぐ」が新たにスタートします。

夏だけでなく春の楽しみが増えた阿波踊り。今回は徳島県民と切っても切れない仲である阿波踊りの楽しみ方をご紹介します。

1.阿波踊りには花形集団がいる

阿波踊りに参加する演舞グループを「連(れん)」と呼び、単位としても使用します。
福岡の山笠でも「流(ながれ)」と呼びますね。
ソーラン節やよさこいなど踊りが有名なお祭は他県にもありますが、このように昔ながらの呼称があるのは珍しいこと。
2019年は2日間で430組(!)の連が参加。学生連、企業連など様々なコミュニティでおどり連が生まれています。

そんなおどり連における花形集団を「有名連」と呼びます。

有名連とは?
-阿波おどり振興協会、徳島県阿波踊り協会等に加盟する阿波踊り連34連を「有名連」と呼びます。卓越した技量で観客を魅了するこれらの連は、前夜祭や選抜阿波おどり大会といった夏の大型イベントや、阿波おどり会館の夜間公演への出演、県外・海外の観光イベントへ参加など、一年をとおして活動しています。(阿波おどり会館HPより)-

振り付けはもちろん、衣装、アイテム、フォーメーションなど連によってがらりと変わります。
違いを見つけるのも楽しみのひとつ!

2.踊りの見どころ

見よう見まねで誰でも踊れる阿波踊りですが、やはり見どころを押さえておくと面白さが断然違います!
シンプルな振り付けのどこに違いが生まれるのか、踊り手の役割ごとにご紹介します。(個人的な見解が含まれます)

男踊り:腰が低い ⇔ 高い
腰を低く、上半身を前傾に構えることで豪快さ、躍動感のある踊りになります。
有名連の中でも腰を低く構える連が多く、いわゆる「阿波踊り」はこの姿勢のイメージが強い人が多いはず。
反対に、背筋を伸ばし腰を高く構えるとゆったり、堂々とした迫力が感じられます。振り付けによってはサラリと流れるような涼し気な印象。お客さんと同じ目線になるので、アイコンタクトを取りながら笑顔で踊る連も印象的です。

腰を低く構える男踊り(さゝ連)

女踊り:おしとやか ⇔ 躍動感
手や腕の振り、つま先の置き方でも印象が変わります。
基本的にはおしとやかなイメージの女踊りですが、中には跳ねるような躍動感あふれる振り付けの連も。
そして何といっても隊列の美しさが魅力!並んで前進するだけでなく、中には凧を表現したフォーメーションも。そのどれもが一糸乱れぬ集団美を極めています。

つま先、腕、膝の高さが揃う隊列の美しさ(天水連)

女法被
男踊りでもなく女踊りでもない”女法被”(おんなはっぴ)。一見男踊りと同じに見えますが、女性が踊ることで表現されるしとやかさ、女踊りとは違った奔放さが表れています。「女性が男装する」というギャップから生まれる女性らしさは女法被ならでは!
法被ではなく着流しの浴衣を着る連もあります。

大規模な女法被で知られる娯茶平(ごじゃへい)

3.徳島県民にとって阿波踊りはどんな存在?

大抵の徳島県民には個人個人に贔屓の連があり、「あっこの連がええ」とか「ほらやっぱりここの連やろ」といった具合に話題になることもある[要出典]。-(阿波踊り-Wikipediaより)

おそらく徳島県民は他県民からこのようなイメージを持たれているのではないでしょうか。というか、他県民の私が阿波踊りを好きになってからはそう思っている節があります。

全国的に有名な阿波踊りですが、肝心の徳島県民にとってはどのような存在なのでしょうか。そしてひいきにしている連はあるのか?個人的に気になったので徳島県民を対象に阿波踊りに関する意識調査を行ってみました。

<調査方法>
調査時期:2022年4月某日
調査地域:徳島県
調査方法:電話で問合せ
回答者数:13名(うち移住者 1名)

<設問>
?阿波踊りに行ったことがあるか
?阿波踊りで踊ったことがあるか
?ひいきの連はあるか
?夏祭りのほかで踊る機会があるか

4.調査結果



阿波踊り意識調査結果(PDF版)

■阿波踊りに行ったことがあるか

やはりほとんどの県民が阿波踊りに行ったことがあるようです。
ちらほらと「(徳島市)」「徳島市ではなく地元の阿波踊り」という表記がありますが、実は全国的に有名なのは徳島市でお盆の時期に開催する阿波踊りのこと。同じ時期に県内各地で阿波踊りが開催されています。
そのため「”徳島市の阿波踊りには大人になってから行った”という県民が一定数いる」ということになります。

■阿波踊りで踊ったことがあるか
ここでも7割の県民が「ある」と回答しました。
「にわか連」とは、観ているうちに踊りたくなった人達で阿波踊り当日に結成される連です。てっきり自然に生まれるものかと思いきや、決まった時間に集合場所に集まり、有名連のレッスンを受けた後に演舞場へ繰り出すというもの!法被の貸し出しも行っています。
「最初は乗り気じゃなかったけど、にわか連で踊ったら楽しくて翌年も行った」という回答もありました。

■ひいきの連はあるか
この調査の本題とも言える設問です。半数が「ややある」を含む「ある」という結果になりました。
「有名連の中でひいきの連があるのかな?」と予想していましたが、「地元の連をひいきにしている」という回答が目立ちました。…なんだかとっても温かい気持ちになりました。

■夏祭りのほかに踊る機会があるか
「ある」という回答が7割となりました。
そしてそのすべてに「運動会」というワードが見られます。地域や世代によっても差があるようですが、学校行事では運動会でお披露目するケースが多いことがわかります。

5.まとめ

以上の結果から、私の周りでは「ひいきの連がある徳島県民は2.6人に1人くらいの割合でいる」ということがわかりました。
また、「地元の連をひいきにしている」「雰囲気を楽しんでいる」という回答からは「あくまでも”地元の夏祭り”という感覚」なのだなと感じました。

とはいえ、阿波踊りはその雰囲気だけでも独特なもの。
コロナが収まったら阿波踊り特有の熱気や迫力をぜひ現地で体験してみてください!

徳島県民にとって阿波踊りとは?

・あくまでも地元の夏祭り
・ひいきの連がある徳島県民は2.6人に1人くらいの割合でいる

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編集後記:東京窓口の「編集によせて」