地域のトピックス

第2回 子育て世代必見!地方の子育てのメリット・デメリット 県南地方の移住の魅力②(子育て環境編)

県南地域は子育て世代に一番のおすすめは休日が充実していること。
那須エリアからいわきエリアまで数多くのアクティビティに恵まれています。

今回は日常生活の視点で県南地域の暮らしをご紹介します。

1.各市町村の支援策
2.待機児童数
3.子育て施設
4.医療機関
5.小学校・中学校
6.高校・大学

1.各市町村の支援策

ここでは子育て・育児にかかわる支援策の一例をご紹介します。

<妊産婦医療費助成制度(鮫川村)>
鮫川村では医療保険が適用となる保険診療の自己負担分を助成しています。
子どもの誕生には何かと費用が掛かってしまうため医療費の助成制度があることはうれしいですね。
https://www.vill.samegawa.fukushima.jp/page/page001637.html

<すこやか赤ちゃん誕生祝金(矢祭町)>
1年以上矢祭町に居住している方が対象となるため注意が必要ですが、誕生祝金として第1,2子には10万円、第3子には50万円、第4子には100万円、第5子以上は150万円が支給されます。また、健全育成奨励金として第3子以上にはひとりにつき年間5万円(11歳まで合計50万円)支給されます。
http://www.town.yamatsuri.fukushima.jp/page/page000054.html

<子育て支援アプリ「ぽっかぽか」>
白河市では子育て支援のスマートフォンアプリ「ぽっかぽか」を運営しており、子育て世帯の支援情報や子育て関連施設のマップなど役に立つ情報を配信しています。
また、ファミリーサポートセンターでは急な一時預かりに対応することができるなどサポート体制が充実しています。
http://www.city.shirakawa.fukushima.jp/page/dir000009.html

<幼稚園・保育園の給食費無償化(泉崎村、中島村)>
※保育園の給食費無償化は中島村のみ

<新入学生にランドセルプレゼント(泉崎村)>
ユニークな取り組みとして紹介したいのが泉崎村。
小学校の新1年生全員に入学祝いとしてデザインが選択可能なランドセルをプレゼントしています。泉崎村内にランドセルメーカーの株式会社榮伸さんがあることがこの取り組みにつながっています。

<進学塾と連携した無料学習会(泉崎村、中島村)>
泉崎村や中島村では進学塾と連携して無料の学習会を実施しています。
泉崎村は小学生と中学生、中島村は中学3年生が対象です。

2.待機児童数

首都圏で問題になっている待機児童の問題ですが、県南地方でも生活環境が整っている地域で待機児童が発生しています。
福島県では令和2年度4月までに待機児童数ゼロを目指しています。

県南地方の待機児童数(平成31年度4月1日時点)

待機児童の問題を気にかける方は多いのですが、保育園など入園はポイント制になっており、保育の必要性の高い家庭から優先的に入所することができます。
実家で暮らす世帯などに比べると移住者世帯の多くは保育の必要性が高く、比較的入所しやすい印象があります。
これまで移住希望者を行政の担当課におつなぎした際は、「おそらく入園できるだろう」という回答をいただくことが多いです。
とはいえ、絶対ではないので移住を考え始めた時点で役場の担当課に聞いておくことがおすすめです。

ただそれ以上に気を付けてほしいことがあります。
保育園、幼稚園の入園申し込みの時期です。
例年だと4月から入園する場合は半年前の11月に募集が開始されます。
ポイントが高くなるとは言え、募集枠には限りがあるので募集期間に応募しておいたほうがいいでしょう。
そのため、子育て世帯の場合は仕事、住宅と同時に保育園・幼稚園についても早めに検討をはじめましょう。

3.子育て施設

福島県では震災を機に、室内遊技場が数多く建設されました。
現在外で遊ぶことを控える風潮はありませんが、県南地域にも多くの室内遊技場があり、天候にかかわらず遊べる施設は人気があります。

そのほかにも大型遊具を備えた公園もあります。

   
   

 

ただ、個人的には歩いて行くことができ、なおかつ子どもが遊べる公園は首都圏のほうが充実していると思います。
県南地方でも歩いて行ける範囲に公園はありますが遊具が少なく、敷地も狭い。
それならば車で大型の公園に行くのですが、小さい子どもを連れていくには荷物も多くなってしまいます。
車での生活に慣れるまでには公園が少ないことは少し不便に感じるかもしれません。
身近にジョギングができるような公園も少ないため、ヘッドライトをつけて夜道をジョギングしている光景は田舎ならではのものかもしれません。

とはいえ、幼稚園や学校の校庭は広く、中には森を所有している学校もあります。
公園は少なくとも、山や川、畑が遊び場になるため、自然に触れ合いながら成長できる環境が県南地域にはあります。

4.医療機関

県南地域には救急にも対応できる病院が4施設、
白河市に2施設、矢吹町に1施設、塙町に1施設あります。
各市町村には診療所は多いのですが、小児科や産婦人科は田舎に行けば行くほど少なくなります。
特に県南地域の産科は白河市に2施設、塙町に1施設だけしかありません。

入院を伴う病気やケガの場合、多くは白河市の病院に通うことになります。
病院はこれから地方に増えることは考えにくいので、気にされる方は地方都市である白河市の近郊がおすすめです。

5.小学校・中学校

県南地域の小中学校は20名規模の学校から500名規模の学校まで様々です。
少人数教育によるメリットも大きいですが、統廃合のリスクを抱える学校もあります。
統廃合によって交友関係が広がる反面、通学距離が延びることがデメリットとして考えられます。通学バスを運行している地域もありますが、部活などを始めてしまうと帰宅時間がバラバラになってしまうため、そのような場合はほとんどが親の送迎となります。

また、小規模校ではチームスポーツの部活の種類は少なく、部活以外のスポーツを学びたい場合は外部のスポーツスクールに通わせることが多くあります。

6.高校・大学

地方は首都圏と違って高校の選択肢はあまり多くありません。
県南地域には高校が7校ありますが、大学はゼロ。高校は農業系や商業系、工業系など専門校が3校あり、普通校は4校。
さらに進学校と呼ばれる高校は白河市にある白河高校と白河旭高校の2校になります。
東白川郡のハブとなる棚倉から白河への通学バスは時間によっては座れないこともあります。

大学へは、ほとんどが県外の大学に進学しています。
費用はかかるものの、「たくさんの世界を見てほしい」、「自律した生活を経験させたい」、「子離れするにはいい機会」とポジティブに考えている親もいます。

まとめ

今回は県南地域の子育て環境についてご紹介いたしました。

住まいや子育て環境、支援策は地域によって様々な状況です。
おそらく9市町村のどこがいいかは見つからないでしょう。
ただ、県南地域の状況を現在の暮らしと比較して生活の異なる点が見えてきたかもしれません。

改めて考えてほしいことがあります。
「地方に移住して叶えたいことは何ですか?」

移住の検討にあたって様々な要素を組み合わせて考えることが必要です。
優先したいことを順位付けしながら検討を進めることで、譲れない部分や妥協できる部分が見えてくるでしょう。
移住先とのミスマッチがないように私たちもご案内したいと思っています。

次回は県南地域の「仕事」についてご紹介いたします。

福が満開、福しま暮らし情報センター 相談員

新妻・佐藤・越路(写真準備中)

プロフィール

新妻:福島県富岡町出身。進学のために上京し、都内で就職。高校生の進路関連業界などを経て、2018年4月より「福が満開、福しま暮らし情報センター」の相談員に着任。好きな食べ物は、母親お手製の「いかにんじん」とお煮しめ。

佐藤:高校卒業まで福島県南相馬市(旧原町市)で過ごす。大学卒業後、大手百貨店に入社し、企画・宣伝・広報業務を中心に36年間勤務。2019年11月より移住相談員に着任。

越路(写真準備中):福島県郡山市出身。東京の大学に進学し、卒業後は東京の電機メーカーに就職。半導体関連の業界で仕事をし、2021年7月より移住相談員をつとめる。

相談員から一言

新妻:福島県は奥羽山脈と阿武隈高地の山並みを境に、会津地方・中通り・浜通りの3つエリアに分かれています。その地形から、それぞれが気候も歴史も暮らしも異なる大きな県です。雪、里、山、海…など、ご自身に合った理想とする暮らしがどこかできっと適えられると思います。福島の人は粘り強く親身で心根は熱いです。そんな福島が気になった方は一度センターへお越しください!

佐藤:今まで日本中いろいろな場所で暮らしましたが、どこも素晴らしいところばかりでした。そんな中でもふるさと福島は四季の移り変わりがとてもはっきりしているところだと思います。山々の景色・鳥たちの声・満天の星空・果物の豊富さ・旬の魚・空気の匂いなど、四季の変化を感じるものが盛沢山です。ぜひ福島に来てご自身で福島の魅力に触れてください。

越路(写真準備中):福島県の面積は全国で3番目で、適度な都市部と豊かな自然が魅力です。地域の特色ある食べ物もたくさんあり、喜多方ラーメンは全国的にも人気です。桃やブドウ、梨などの果物もおいしいですよ。また、薄皮饅頭やゆべしなど銘菓も多数あるので、ぜひ一度食べていただきたいです。ご希望に応じて色々なライフスタイルが考えられる地域なので、ご興味があればぜひ気軽に福しま暮らし情報センターにお越しください。