地方暮らしのススメ

住まいの探し方

移住先での住まい探し

地方に移住しようと決めたら、次は住宅探しです。地域の不動産会社のほか、各自治体が主体となっている「空き家バンク」もうまく活用しましょう。

●地方で住宅を探すには

移住地域が決定したら、住居を探しましょう。移住先でどのような暮らしがしたいのかにより、一軒家か集合住宅か、賃貸か購入かなど、住まいのスタイルも変わってきます。地方都市部では住居の選択肢が比較的ありますが、町村などでは民間の不動産業者が存在しない地域もあり、住まいの情報収集にも時間がかかることがあります。そういった地域では、自治体が独自に空き家情報を紹介する「空き家バンク」を立ち上げて、地域内の空き家を移住者向けの住居として提供している例も増えています。住まい情報が少ない地域への移住を検討する場合は、「空き家バンク」も含めて自治体に情報がないか、まずは問い合わせてみるとよいでしょう。

●「空き家」について

house-fig01近年、空き家は全国的な社会問題でもあり、増加傾向にあります。空き家といっても、「完全に人が住んでおらず管理もされていない状態のもの」「普段は人がいないが仏壇があるため、お盆や正月など決まった時期のみ人が集まる(住む)もの」など、形態はさまざま。定期的に人の手が入る空き家であれば家屋も良好な状態で維持されますが、放置されたままの空き家の場合は、外壁が傷んで美観を損ねる、雑草が生い茂り衛生状態が悪化する、不審者侵入の要因になる、など近隣の心配事になることもあります。
そのような空き家を有効活用するため、自治体が主体となって持ち主と移住希望者とのマッチングを図り、移住者支援として空き家を提供する動きが各地で盛んになっています。

●「空き家バンク」を上手に活用しよう

このような空き家活用のシステムが空き家バンクです。自治体ホームページなどに空き家情報を掲載し、持ち主と移住希望者をつないでいます。事前に利用者登録をすることで、スムーズに空き家バンクを利用することができます。後々のトラブル回避のため、契約時には第三者機関である宅建協会や不動産業者などの専門家が仲立ちするケースもあります。また長期間、空き家になっていた住居は予想以上に傷んでいる場合があります。とくに水回り等の状態はわかりにくいので、空き家バンクの物件も必ず自分の目で確認することが大切です。なお、移住希望者が求める空き家は賃貸物件がほとんどですが、紹介されている情報は売却物件が中心です。賃貸物件は時間をかけて探す必要があるでしょう。