移住相談員紹介

「やまぐち暮らし東京支援センター」移住相談員 平尾さん・木村さんインタビュー

地域住民や先輩移住者と良縁を繋いで山口県暮らしを全面サポート

やまぐち暮らし東京支援センター・やまぐち移住コンシェルジュの平尾さんは周南市、木村さんは光市と、共に山口県のご出身。日々の業務の中でのやりがいや、山口県の魅力、移住者の活動などについて伺った。

縁を繋いで県が持つポテンシャルを高めていく

―まずは、お二人の山口県の関わりと相談員になったきっかけについて教えてください。

平尾:私は山口県周南市出身です。高校まで山口県で過ごし、結婚を機に上京しました。山口県の新鮮で美味しい野菜を東京の人にも食べて欲しくて、下町のママたちと月に1回販売活動をしています。そこで知り合った方々とのご縁から、ふるさと回帰支援センターを紹介していただき、移住相談員になりました。

木村:私は山口県光市で生まれ、高校まで過ごしました。東京で仕事をしながら、2017年に、実家最寄りのJR山陽本線「島田(しまた)」駅開業120周年を記念したイベントを企画したのですが、地元の方が喜んでくれたことが嬉しく、これから先の生活として地元に関わっていけたらという思いが一層強くなりました。そんな時に「ふるさと光の会」という光市出身者の同窓会で平尾さんと出会い、相談員を募集していることを知り、応募しました。

―相談者と話す中で、気をつけていることや何か感じることはありますか?

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平尾:私自身も山口県に帰ろうかと考えた時期があったので、悩む気持ちがよく分かります。だからこそ、その方に一番良い選択は何かということをすごく考えますね。
「やまぐち暮らし東京支援センター」のいいところは、移住相談員の他に就職相談員もいて、その方はキャリアカウンセラーの資格を持っています。私は夢を応援して、その方は現実的な仕事の問題をきちんとヒアリングしてくれるので、両面で支えていてバランスがとてもいいと思います。

木村:相談員の仕事は、人と人を繋げることだと感じています。県の各地に地元愛が強いキーマンがいるので、その方々と移住希望者を繋ぐことで、山口県の人々が持っているポテンシャルを高めていきたいと思います。

観光地に行かなくても名所だらけの山口

―平尾さんは、野菜販売以外で山口県に関する活動を何かされていますか?

平尾:一緒に野菜販売をしているママたちと、ツアーを組んで山口県へ行きました。東京の方に野菜の作り手の顔を知って欲しかったんです。質の良さや安さに驚かれていましたし、ベテラン主婦の目から見た直売所や野菜の作り方の感想は、とても楽しくて新鮮でした。改めて山口県を見直すきっかけにもなりましたね。
山口県へは、今も毎年お盆と正月に帰省して、農家民宿に泊まったりしています。子どもの頃は、家族で秋吉台や萩によく行きました。山口県は観光地に行かなくても名所だらけなんです。温泉や海にもすぐ行けますし、気軽に楽しめる場所がたくさんありますよ。
また、出張で山口県に行くことが度々あるのですが、その際は現地の保育園を利用します。ベテランの保育士さんが多く、安心して預けることができます。園庭も広くどろんこになって遊べるので、子ども達も出張を楽しみにしています(笑)。そういった体験から、ファミリー移住を希望の方には、子どもをとても育てやすい地域ですとお伝えしています。

―木村さんが行った「島田」駅開業120周年記念イベントは、どのような経緯で企画されたのですか?

木村:「島田」駅は、120年以上前にできた歴史ある駅ですが、今は無人駅で、駅前も少々淋しくなっています。前職では、地域の地図を制作する仕事をしていたのですが、地域を盛り上げる事をもっと深くやってみたいなと、ふと思いついたんです。当日は駅にまつわる写真を飾ったり、来てくれた人にメッセージを書いてもらったり。日曜日の開催にも関わらず、多くの方がお越しくださり、「島田」駅は地域の方に愛されていることを改めて感じました。駅の近くには温泉もあるので、将来は「島田」駅の駅長になって、地域の人と一緒に盛り上げたいですね(笑)。

「ビビビッ」とくるような熱い移住者が待っている

―どのような方が相談にいらっしゃいますか?

木村:学生から先輩の方まで、幅広くお越しいただいています。新しい動きとして、農林水産業に関心を持たれている20〜30代の若い方が多い印象です。

平尾:歴史好きな方もとても多く、単身で移住された女性もいます。働き盛りの方で、東京で経験を積み地元のために貢献したい、自分の好きな環境で仕事をしたいという方も多いです。Uターン希望の理由は、家族に山口出身または関わりのある方がいて、小さい頃などに休みで訪れた経験から、山口に思い出や良い印象をお持ちの方が多いですね。Iターンの方だと、山口以外にも暖かい地域、西日本のあたりの県を検討して相談に来られています。
移住の場合は、仕事と暮らしの両輪が必要なので、仕事の相談に来られても、暮らしの話もしますし、暮らしの相談に来られても仕事の話もします。

―相談会に移住者が参加することはありますか?

木村:年6回、まちづくりや創業などのテーマを設けて「やまぐちYY!ターンカレッジ」というイベントを行っています。そこでは、UJIターンをして活躍している方にお越しいただいて、体験談を話してもらったり、参加者との交流を行ったりしています。熱い思いをお持ちの方が多く、移住についてまだ具体的にお考えでない方でも、“こんな人がいるんだ”と、刺激になるはずです。

平尾:以前、地域おこし協力隊相談会で、Uターンして起業した方に登壇していただいた際には、その方の話に参加者の皆さんが「ビビビッ」ときていて、その場で地域おこし協力隊に申し込んでいました。

木村:また 2ヶ月に一度、木曜日の夜18:00~20:30に「やまぐち 夜の相談会」も開催しています。こちらは主に相談員と専門アドバイザーによる相談となりますが、仕事終わりにぜひお立ち寄りください。

移住者がサッカー場に集結して、エイエイオー!

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―移住した方々で会がつくられたとお聞きしましたが。

平尾:2016年に、県知事がキャプテンで移住者がメンバーの「やまぐち移住倶楽部」が発足しました。キックオフイベントはサッカー場で開催しましたが、緑に包まれ、和気あいあいと楽しみました。皆でエイエイオー!とかけ声をすると一体感があって。参加者の皆さんから移住希望者に向けて「子どもを育てるなら山口県。本当に来てよかった」「僕たちが次の皆さんをお世話するから来てね!」というメッセージをたくさんいただいて、とても嬉しかったです。移住した方々が楽しく暮らしていて、本当にいいところだと言ってくれて、「よかった。もっと移住を勧めていいんだ」って背中を押された気持ちでした。
また、東京では「山口出身者の会」の活動が盛んで、会社経営者の方たちが教育や創業など様々な分野でサポートしてくれるので、東京で山口県移住を考えている方も心強いと思います。

―地域住民の受け入れ態勢はどうですか?

木村:「おいでませ」という山口の言葉の通り、郷土愛が強くて、面倒見がいい県民性ですよ。

平尾:行政でなく地域ボランティアで現地視察のお世話をしてくれる地域もあり、そのような地域では、自分の役割を発揮しやすいと思います。自分の得意分野を重宝されてすぐに役割を担わされるというか(笑)。必要とされている感があって、自己充実感が持てます。移住者さんたちも忙しいと言って嬉しそうにされていますよ。
山口県では、若者がU・Iターンをしてゲストハウスを始めるケースが増えています。地域ごとに印象的な宿があるので、そこを巡って旅するうちに知り合いが増え、移住を検討される方もいます。バトンを渡せるお世話役が各地域にいるので、すごく案内しやすいですね。若い方たちが開いている小さいお店がたくさん点在していますし、それぞれの地域も繋がっていて、移住者が次なる移住の案内人になられたりしているので、Iターンの人も入りやすいと思います。

地域をジブン色に染められる

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―お二人が考える山口県の魅力とはどのようなところですか?

平尾:山口県は瀬戸内海と日本海に面し、中央に山があるので、様々な自然が楽しめます。山側では寒暖差が大きいので、野菜や米がすごく美味しいです。三方を海に囲まれ、それぞれの海の表情が違うというのは、とても楽しいと思います。
実は山口県は情報発信が苦手だって言われるんですよ。でもその分、これからの伸びしろが大きいので、手つかずの地域をジブン色に染められるというのも面白いと思います。

木村:平尾さんが話す通り、山口県は自然豊かで、地域資源が豊富です。日本酒の産地として知られているように、水も美味しいので、食品加工の分野で創業したい方にもいい場所だと思います。実際にUターンで、麦やミカンをはじめ、すべて山口の素材を使ったクラフトビール醸造所を創業された若い方もいらっしゃいます。地域の産品や資源を生かして、地域と一緒に盛り上げていく楽しみがありますよ。

―最後に、山口県への移住を考えている方にメッセージをお願いします。

平尾:悩んでいる方は、とりあえず一度山口県に行って人に会って欲しいです。いい人に繋ぎますので、会いに来てください。お待ちしています。

木村:夢というと大げさに聞こえるかもしれませんが、スポーツ選手などのように“夢=やりたいこと”を追求していくと、日々の一歩一歩がクリエイティブなるはずです。今までの暮らしを変え、新しい人生を求めるチャレンジスピリットをお持ちの皆様、人生の選択肢を広げて、私達と一緒に山口県でやりたいことを思い切り考え抜きましょう!

やまぐち暮らし東京支援センター 移住相談員

平尾・木村

プロフィール

平尾:山口県周南市出身。高校卒業までを山口で暮らす。結婚を機に東京下町へ。山口が大好きすぎて、東京でも、山口の野菜などを月に一度販売。2016年5月から「ふるさと回帰支援センター」内の「やまぐち暮らし東京支援センター」にて、移住相談員(YY!ターンソムリエ)をつとめる。1男1女の母でもあるので、ファミリー移住も応援!

木村:山口県光市出身。光市と周防大島町の大自然の中で育ち、大学から東京暮らし。前職は地図と観光ガイドブックの出版社に勤務し、地図編集や観光プロモーションの提案・製作に従事。地方の可能性とふるさとへの懐かしさを感じ、人生の後半戦は地元のために仕事したいと思い現職に。休日はランナー。走った後のビールは最高!

相談員から一言

平尾:山口は、海あり山あり、程よい都会あり。水や土が良いから、お野菜・お魚・お米どれも本当に美味しいです。移住される方も年々増えており、今年は「やまぐち移住倶楽部」も発足!移住の先輩たちが、移住後の暮らしをサポートしてくれますよ。やまぐち暮らし東京支援センターでは、山口に住む素敵な方々をどんどん紹介しますので、ぜひ、一度遊びにいらしてください!

木村:山口県の良さは、「夢を実現できる場所」。鉄鋼、化学、自動車、鉄道車両などの日本を支える“ものづくり”、県のまわり三方の天然いけすと温暖な気候と地形が育む“自然の恵み&美食”、そして、日本の歴史に名を刻んできた“常に時代を先ゆく文化を育む地域力”は、皆さんの人生を豊かにしてくれる舞台です。人・モノ・自然・伝統を尊び、そして、少しばかりおせっかいな県民性の『やまぐち』を感じてみてください。おいでませ!