移住相談員紹介

山形県の移住相談員

最上川が育む農業大国・山形県、その魅力は行けばわかる

「やまがたハッピーライフ情報センター」移住コンシェルジュの海月(くらげ)さんは福島県相馬市出身。キャリアカウンセラーとして働いていた時に東日本大震災が起き、ふるさとである東北に何か恩返しがしたいと思ったことがこの仕事に就いたきっかけだという。前職の経験を活かし業務に当たる海月さんに、山形県の魅力や仕事内容について伺った。

カウンセラーとしての経験を活かして地元に恩返し

-まずは海月さんと山形県との関わり、また「やまがたハッピーライフ情報センター」で働き始めたきっかけを教えてください。


東京で10年間、さまざまな業界でカウンセラーとして働いていたのですが、その間にあの東日本大震災が起きました。実家のある福島県は悲惨な状況でしたが、山形は原発避難者を受け入れてくれ、同じ東北人としてとても心強かったです。山形に私なりの恩返しがしたいと思ったこと、ふるさと東北に自分ができることは何だろうと考えていたところ、この仕事と出会い2017年4月から着任しました。

山形県の魅力は牛肉やサクランボだけじゃない!

-山形県の好きな風景はありますか?


先日、最上地域にある金山町を訪れた際、町名産の杉・金山杉を使った「金山住宅」の街並みが綺麗でした。街並み景観条例があって、「金山住宅」を建てる際には助成金が出ているようです。「金山住宅」の移住体験もあります。この辺りは冬は雪が多く「大堰(おおぜき)」という流雪溝があるんですが、そこを有効活用するために鯉を泳がせていて大変風情がありました。また、町の中には蔵を活用したコミュニティースペースがたくさんあり、そこで子どもが宿題をしている傍ら、大人が手作業しながらそばで見守る姿があって心が和みました。移住者にとっても、こういうスペースがあるといいですよね。

-海月さんならではの山形県のおすすめポイントを教えてください。

山形の人はハッキリ言ってアピール下手です!例えば、芋煮という秋の行事がありますが私はてっきり宮城のものだと思っていました。でも山形の中山町発祥と知り、そこに山形の県民性を感じてしまいました!東北人ならではの奥床しさかもしれませんが・・・なので、声高に言いますと、山形県は35市町村全てに温泉があります!仙台に住んでいた頃、車で1時間ほどとアクセスの良い山形にはよく蔵王温泉やスキーに出掛けていました。また、山形県は牛肉やサクランボなど美味しい食べ物が多いですが、私が好きなのは 「板そば」です。大きな木箱に盛られるお蕎麦はしっかり食べ応えがあり、しかもイカゲソ揚げが付くんです!!

農業大国・山形県は就農サポートが充実

-日々の相談業務について、どういう相談が多いですか?  また、気をつけている点はありますか?
訪れる相談者の世代は幅広く、Uターンや肉親の出身地などゆかりある人がほとんどです。私もその一人ですが、東日本大震災を機に故郷に対する考え方が変わった方も多いと思います。都会暮らしへの不安がある方や、お子さんをのんびりのびのびと育てたい、自然が多いところで暮らしたいという方が多いですね。
気をつけているのは、移住したいと思ったきっかけや動機をしっかり伺うことです。また山形県に住んだことがない方には、必ず体験ツアーに参加していただくようお伝えしていて、さらに夏・冬の両方訪れることをおすすめしています。冬は雪かきの体験ができますし、東北の夏は涼しいイメージがありますが、山形は盆地が多く結構暑いんですよ。住んでから「こんなはずじゃなかった」となってしまっては、移住者も地域の方にとっても残念な結果になってしまうので、移住前に足を運んでいただくよう伝えています。

-山形県に移住される方は、お仕事はどうされていますか?


仕事に関して、企業への就職はもちろんですが、就農希望の方も多い印象です。山形県は農業大国で、お米は全域で育てられますし、果樹や野菜、花きと幅広く生産されていることから、県にゆかりのない人でも、いろいろ調べた結果、山形県で就農を希望される方がいらっしゃいます。
山形県は就農のサポート体制が整っていて、県やJA、各市町村で積極的に就農希望の方を支援しているので、若い世代のIターンも多いですよ。やまがた農業支援センターが発行しているパンフレットには、研修制度や住宅助成など県とJAグループ、そして全35市町村の支援項目が一覧になっているので参考になると思います。農業は育てたものがすぐに売れるわけではないですし、ハウスなどは設備費用が掛かります。また、新規で農業をしたい人は住む家も心配ですが、大江町では寮を準備し熱意ある就農者の受け入れに力を入れています。寮は志が同じ人同士生活をするので、励まし合ったり良い効果もあるようです。女性農業者も多く、県全体の新規就農者のうち約3割が女性で、県では「アグリウーマン塾」を開催し、農業のノウハウだけでなく経営の面からも支援を行っています。

山形県の魅力はとにかく、行けばわかる!

-海月さんが考える、山形県の魅力はどういったところでしょうか?
何といっても、「食と人」です。母なる川・最上川が雪解け水を平野に届けてくれるので、食が豊かで本当に美味しいです。また、厳しい冬を乗り越えるために人々が助け合って暮らしてきたので、相手を思いやる温かい人が多いと感じます。

-最後に、移住を考えている方、悩んでいる方にメッセージをお願いします。


先日出張に行った際も山形県の方が仰っていたんですが、山形県の魅力は「行けばわかる」んです。神奈川県から朝日町に移住しカフェを経営しているご夫妻は、その雪の多さに驚きながらも、町の景色や地元の方々の人柄に惹かれ移住を決めました。移住後、神奈川県にいた息子さんも朝日町を訪れるようになりますが、何度か訪れる内その魅力を知り息子さんもご家族を連れて移住したそうです。それは正に、「行けばわかる」だと思うんです。
なので、少しでも山形に興味のある方は、まず足を運んで山形県を感じてみてください。寡黙だけれど温かな人たち、自然豊かで食べ物がとにかく美味しい山形が待っています。

やまがたハッピーライフ情報センター 移住コンシェルジュ

海月

プロフィール

カウンセラーを目指し、心理学を学ぶため16年前に上京。人材派遣・福祉・大学などさまざまな業界でカウンセリング業務に携わる。東日本大震災を機にふるさと東北と自分自身を見つめ直し、復興支援の足掛かりとしてふるさと回帰支援センターへ。

相談員から一言

山形といえば牛肉・サクランボなどが有名ですが、それだけではありません!「歴史と文化のある町、山形」は、大きく4つの地域に分かれそれぞれの特徴を持ち、また新たな産業・医療・教育に取り組むチャレンジの町でもあります。北国の厳しさで育まれる豊かな自然と温かな人たちがいる山形、ご興味をお持ちの方はぜひ窓口へお越しください。お待ちしています。