移住相談員紹介

「住むなら埼玉移住サポートセンター」相談員 小森谷さんインタビュー

都市から農山村、大自然まで。多彩な埼玉県

「住むなら埼玉移住サポートセンター」相談員の小森谷さんは埼玉県出身。野菜ソムリエとして埼玉県産の農産物の販売やPRに携わり、さらに大学で有機農業を学び新規就農の方と触れ合ううちに、農に携わる人のサポートをしたいと思い現在の仕事にたどり着いた。農業を通じて改めて感じる埼玉の魅力を伺った。

地元・埼玉で農業に携わる人をサポートしたい

-まずは小森谷さんと埼玉の関わりについて教えてください。

出身は埼玉県蕨市です。大学に通っていた4年間以外は埼玉に住んでいました。小学校の課外授業で秩父へ行ったり、通学で東部に行ってはいたものの、「埼玉都民」という言葉があるように、買い物やレジャーなどは東京へ行っていたんです。そのため、埼玉全域については現在改めて勉強中です。

-「住むなら埼玉移住サポートセンター」で働き始めたきっかけは何だったのでしょうか?

調理師専門学校を卒業して調理師として働いた後、野菜ソムリエの資格を取りました。埼玉県に住んでいたので県産の野菜を扱うことが多く、当時はお客さんにとても近い距離で販売していましたね。そんな時、東日本大震災が起こり気持ちに変化があったのです。「人」について勉強したい、今興味があることを学びたいという思いが大きくなり、一念発起して大学へ社会人入学することにしました。
社会学を選考し、授業で福島県へ有機農業の調査に行ったのですが、そこで新規就農の方と触れ合ううちに、農業に携わる方のサポートをしたいと思うようになりました。就職先を探していた頃に、埼玉県が「農ある暮らし」を目指す移住を促進するというのを知り、「埼玉アグリライフサポートセンター(現:住むなら埼玉移住サポートセンター)」の相談員の仕事に出会ったんです。

行ったり来たりや、農業にどっぷり浸かるのも可能

-埼玉は東京のベッドタウンというイメージが強いですが、どんな方が相談にいらっしゃいますか?

田舎も東京も好きで、両方を行ったり来たりしたいという方がいらっしゃいます。ゼロから就農の相談に訪れる方も結構いて、予備知識のない方にはまず基本的なところからお伝えし、様々な制度や研修先をご紹介しています。また、シニア世代が定年退職後の場所を探しにいらしたり、自分たちの食べる野菜を作り自給自足の生活をしたいとおっしゃる方も多いです。

-人気のエリアを教えてください。

さいたま市など都市部は利便性が高く毎年人口が増加していますが、移住という面では秩父や比企(ひき)のエリアが人気です。選んだ理由を伺ってみると、登山が好きだとか、自然豊かな景色が気に入っているようです。シニア世代は、ご家族が住んでいる場所へ簡単に行き来できるエリアに移住したいというニーズもあるようなので、秩父や比企はそういった希望にマッチしているのではないでしょうか。秩父は、山あいの気候ながら雪は少なく、都内から近いという安心感もあるのでオススメですよ。あと、北西部にある比企郡小川町は有機農業が盛んな町で、隣接のときがわ町なども含めて就農希望の移住者が多く、すでに先輩移住者がたくさんいらっしゃいます。ちなみに、一人で農業研修に参加した方で、研修先で伴侶を見つけ埼玉県で家庭を築いていく方もいらっしゃるみたいですよ。

-どんな取り組みをされているのですか。

小川町では移住サポートセンターが2016年5月に設置されました。ときがわ町は農業以外にも玉川温泉や都幾川(ときがわ)温泉などで知られていますし、移住者を増やすため空き家バンクを立ち上げるなど積極的に取り組んでいます。

地域の人と相談者をつなぐのが私の役割

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-移住者の方は、お仕事はどうされているのでしょうか?

仕事を変えて埼玉に移住したいと希望する方がほとんどです。半農半Xなどの新しいライフスタイルは始めやすいのかなという感触です。地域に密着した仕事を希望される方には、地元の企業や農業法人での就農のお仕事をご紹介しています。
一方で、仕事を変えず引越しのような移住というアピールもしています。横瀬町では1年間の通勤費の補助がありますし、熊谷市では通勤のための新幹線定期券購入代金の一部補助をしているので、まずは”仕事はそのまま”で移住してみるのはいかがでしょうか。

-ゼロからの就農を目指す方にはどんなアドバイスをされていますか?

就農希望の若い方は、農業大学校に行くのがベストですが、地域への溶け込みやすさも大事だと思います。就農は、どんな方とつながるかで全然変わってくると思うので、私もいろんな方とつながりを作って、相談者の方と地域の方とをつなぐ役割をしていけたらと思っています。ときがわ町には移住して農家民宿をされている方がいるので、ときがわ町に移住希望の方にはご紹介して、町の魅力を知ってもらったり、農業の体験をしてもらっています。埼玉県内では、野菜をはじめ、多彩な農産物が生産されています。頑張っている新規就農者や、後継者を求めている農家の方々と繋がって、相談者にもご紹介できるような体制を作っていきたいと考えています。

幅広いニーズに対応できる、実は可能性のある地域

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-小森谷さんが考える埼玉県の魅力はどういったところでしょうか?

埼玉県は、晴天率が高く、災害が少ないという面もあるんです。また伝統文化も盛んで、小川町・東秩父村で作られる細川紙、秩父祭と川越氷川祭の屋台行事等がユネスコ無形文化遺産に登録されたり、秩父銘仙が国指定伝統的工芸品に指定されていたりします。さらにさいたま市岩槻区や鴻巣市などは伝統的なひな人形の産地ですし、川口市は鋳物産業が盛んで、埼玉県は芸術的な活動をしたい方にもぴったりなのかなと思います。秩父地域では、カエデの樹液からメイプルシロップを作り、メイプルシロップを使ったお菓子を作るなどの、いわゆる農業の6次産業の動きがあるほか、ウイスキーの蒸留所やワイナリーもあります。地域によって様々な特色がある県なので、やりたいことに挑戦できる場所ですよ。

-最後に、埼玉への移住を考えている方にメッセージをお願いします。

埼玉県では「農ある暮らし」を求める移住をターゲットとしていますが、就農したい、農業の6次産業化に向けて起業したい方や地域資源を活用した伝統工芸に携わりたい方など様々なニーズや想いに応え、その夢を実現できるようにサポートして、移住に結び付けられるように心掛けています。埼玉って「ださいたま」と言われることもあるのですが(笑)、よく見ると実は地域ごとに特色があり、可能性に満ちた県なんです。その魅力を一つひとつ見ることで、ご自身が目指すライフスタイルを実現できる場所が見つかる県だと思うので、お気軽にご相談いただけたらと思います。
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※「埼玉アグリライフサポートセンター」は2017年11月、「住むなら埼玉移住サポートセンター」に改称いたしました。

住むなら埼玉移住サポートセンター 相談員

小森谷

プロフィール

埼玉県蕨市出身。高校卒業後、調理師専門学校に進学し、就職。ホテル業界、家業に従事しながら、時々野菜ソムリエとして埼玉県の農産物の販売やPRに携わる。2012年より大学進学、今春卒業し、2016年7月より「ふるさと回帰支援センター」内の「埼玉アグリライフサポートセンター(現:住むなら埼玉移住サポートセンター)」にて相談員をつとめる。

相談員から一言

埼玉県で移住?東京のベッドタウンじゃないのと思われる方も多いと思います。これから埼玉への移住を進めていきます。テーマは『農ある暮らし』。都内へのアクセスも良い埼玉県で、市民農園や就農などの農業に関わったり、6次産業や農山村での地域活動に参加するなど、いろいろな『農ある暮らし』を希望する方へのご相談に対応します。東京近郊の移住、就農にご興味のある方は是非、住むなら埼玉移住サポートセンターにお越しください。