移住相談員紹介

「京都府移住相談窓口」京都移住コンシェルジュ 榎本さんインタビュー

移住は人生の大きな決断。第2の故郷・京都への想いをカタチに

広島県出身の榎本さんは、大学時代を京都で過ごし、就職のために上京。その後の生活の中で都会暮らしを続けることに疑問を感じ、田舎暮らしを始めるために退職を決意。現在、縁あって相談員を務めている榎本さんに日々の相談業務や京都の魅力について伺った。

地域に移住するために、一念発起して退職

―相談員になったきっかけについて教えて下さい。
私は広島県の出身ですが、祖母の家が山口県の周防大島にあり、お盆やお正月の度に帰省していました。そこは道を歩くとみんなが挨拶を交わすのが当たり前で、帰るとほっこりする、そんな温かい雰囲気の島です。周防大島は移住者を積極的に受け入れている地域でしたので、いつかはここに住みたいなと昔から漠然と考えていました。

大学時代は4年間を京都で過ごし、その後、就職のために上京しました。社会人として働いて3年目くらいから地元に帰ることを意識し始めたのをきっかけに、ふるさと回帰支援センターにも移住の相談をしに足を運び、ようやく昨年「自分が住みたい場所に移住しよう!」と決心して仕事を辞めました。しかし、ちょうどそのタイミングで将来について色々考えることがあり、移住のタイミングについては再度検討することになりました。 そして、仕事を探していたある日、移住の相談をしていた時にお世話になったふるさと回帰支援センターの山口県の相談員の方に、「こういう仕事があるけど、どう?」と偶然声をかけていただいたのが京都府の相談員のお仕事でした。大学時代を過ごした思い出の地、第二の故郷の京都への移住を応援する仕事は面白いなあ、と思って、現在相談員として勤務しています。

学生時代の思い出の地は、田舎の原風景が広がる京都

―榎本さんと京都との関わりについてお聞かせください。
京都の大学に通ったことが京都との付き合いのスタートです。住んでいたのが京都市内だったこともあり、京都の夏の風物詩である鴨川納涼床の飲食店でアルバイトをしたり、京都五山送り火をアパートの屋上でビール片手に眺めたり。その一方、京都府の真ん中にある南丹市美山町に大学の演習林があったため、美山町には足しげく通い、杉や桧の枝打ちや間伐などの森林整備をしたり、伐採した木を製材しテーブルベンチを製作したり、夏の合宿の時には地区の夏祭りにお邪魔すると地域の方が喜んで迎えてくれたりと京都の都会と田舎の両面での生活を楽しんでいました。演習林に行く道中の景色が京都とは思えないくらいの田園風景で、季節によっていろんな表情を見せてくれたのが印象的で、京都というとお寺や神社が多く世界遺産が点在する観光地というイメージだったので、京都にも田舎の原風景があるんだ!と知って、びっくりしたのを覚えています。
今も、大学時代の先生や友人が京都の北部地域に住んでいるので訪れたり、当時の仲間と集まって食事をしたりすることも多いです。
京都に観光に行ったことがある方は多いのですが、京都市内にある観光地には行ったことがあっても郊外には行ったことがない方が多いです。私自身も、演習林というきっかけがなかったら、京都市内だけを見て京都を知った気になっていたと思います。京都の郊外には、自然や食など豊かな資源に恵まれた場所がたくさんあることをもっと多くの人に知ってほしいと思っています。

和束町の茶畑

見て聞いて体験する事が移住への近道。目的や生活に合わせて最適な移住場所を

―相談者にはどのようなアドバイスをするのでしょうか?
京都への移住を考えられるきっかけは、写真で見た景色が綺麗だったから、大学や仕事で京都にいてその時の印象がよかったから、地元に近いから、子育て環境を踏まえてなど様々です。
定年退職後の生活を京都でと考えている方もいらっしゃいます。その一方、今は関東で仕事をしているけれど関西に実家があるからいつかは帰りたいと思っているという方も多くいらっしゃって、移住後の仕事とあわせて移住を考えている方が多いと感じています。就職については、京都ジョブパークで相談を受け付けていて、関東圏にお住まいの方には、タブレット端末を使ったWEBでの就職相談もお勧めしています。タブレット端末のテレビ電話機能を利用した顔が見える状態での相談なので、初めての方にも抵抗感少なく使ってもらえればと思っています。

先日、ある方から「今の環境を変えたくて移住を考えているのですが…、何から始めたらよいでしょうか?」という相談を受けました。移住後の生活が想像つかないとのことでしたので、現地でのライフスタイルの例を紹介し、更に移住した方の話を直接聞いてみる機会として、移住セミナー等に積極的に参加することをご提案しました。セミナーで先輩移住者の苦労した話や、経験したこと、今感じていることなどを聞くことによって、自分の思い描いている生活の方向性が見えてきたり、もっといろんなことができるのではないかと新たな夢が浮かんできたり。積極的にセミナーやイベントに参加して、ふわっとしていた考えをより具体的なものにしていただければと思います。

伊根町の舟屋

―一言に京都といっても広いですが、どの地域がオススメですか?

京都府は北から南まで直線で約120kmもあり、景色や気候なども地域によって大きく違うので、相談者の方がどんな暮らしをしたいかによっておすすめする地域は変わってきます。お茶畑が広がる地域もあれば、日本海に面した海産物の豊かな地域、原生林が広がる地域、京野菜の栽培が盛んな地域など魅力溢れる地域がたくさんあり、そこにはその地域を大切に思っている方が大勢いらっしゃいます。興味をもった地域を訪問する時には、ぜひ地域の方にお会いし、どのような思いを持って暮らしているのか直接聞いてほしいなと思っています。移住の決め手のひとつに、“地域の人がよかったから”ということを挙げる方が多いです。お話を聞く時には、地域の暮らしについてお話しいただく方という認識だけではなく、移住してからは“ご近所さん”となる方という認識をもって実際に暮らした時のことを想像しながら地域を見てほしいと思います。

―最後に、移住を考えている方にメッセージをお願いします。

移住は人生の大きな決断です。移住について情報収集を進めていると様々な疑問や悩みが出てくると思います。そんな時はお気軽にセンターにお越しください。相談員が全力で応援しサポートしていきます。首都圏での移住に関するセミナーやイベント、田舎暮らしの体験やツアーの開催、個別相談などを行っていますし、ここ「東京窓口」の他にも大阪や京都にも相談窓口がもあり、相談員が同行して現地を案内することも可能です。
京都の田舎で暮らしていきたいという想いを私たち相談員が一緒に“伴走”するように応援します!ぜひ一度お越しください!

京都府移住相談窓口 京都移住コンシェルジュ

榎本

プロフィール

広島県広島市出身。大学時代を京都で過ごし、就職を機に上京。住宅資材流通の会社に勤めていたが、今の都会での暮らしをずっと続けるのは何かが違うと思い、退職を決意。地元に戻る予定だったが、縁あって京都移住コンシェルジュに就任。

相談員から一言

「京都」に行ったことはありますか?と聞くと、多くの方から「修学旅行で行きました!」「お寺が大好きで年に数回は行きます!」など、ありがたいお言葉を頂戴します。その一方、観光で立ち寄る京都市内から足を伸ばした郊外に関してはいかがでしょうか?
京都には、お茶畑が広がる地域もあれば、海産物の豊かな地域、原生林が広がる地域など様々な特徴ある地域があります。また、そこには地域の魅力に魅せられた移住者の方も大勢いらっしゃいます。京都での生活はどんなものだろう?どんな仕事をしている方がいるのだろう?少しでも気になった方は一度、センターへお越しください!観光に行くだけでは見ることのできない新しい京都を知ることができるかもしれませんよ!?お待ちしています!!