移住相談員紹介

「高知県移住相談窓口」移住・交流コンシェルジュ 岡村さん・安田さん・青山さんインタビュー

家族のようなつながりを生む高知県人の温かさ

「高知県移住相談窓口」移住・交流コンシェルジュの東京窓口は、高知市出身の安田さん、芸西村(げいせいむら)出身の岡村さん、京都出身の青山さんの3名体制。お3方が相談員になったきっかけや移住への県のサポート体制、そして東京で暮らして改めて感じた高知の魅力について伺った。

ふるさと高知への架け橋になりたい

-まずは皆さんと高知の関わりについて教えてください。

安田さん:高知市の出身で、桂浜や五台山の近くで暮らしていました。大学進学や就職で一度離れましたが、数年前に地元に戻りました。

岡村さん:高知市から車で東に45分ほど行ったところにある芸西村の出身で、進学を機に上京して以来、東京で暮らしています。

青山さん:大学卒業まで関西で過ごし、高知市で就職しました。初めての一人暮らしだったのですが、周りの方が何から何まで親身になってくださって、高知県民の温かさを感じたことでした。

-「高知県移住相談窓口」で働き始めたきっかけは何でしょうか?

安田さん:最初はアシスタントとして採用されたのですが、数ヶ月経った頃にコンシェルジュとして働いてみないかと声を掛けてもらいました。学生時代に総合政策の勉強をしていて移住などに興味があったのでコンシェルジュとなり、2年ほどは高知県の相談窓口で働き、2016年10月から東京窓口を担当しています。

岡村さん:現在は高知県の就職相談窓口担当をしている前任の竹崎と同郷で、“地元のお母さんネットワーク”を通じてこちらの仕事を知りました。前職での学生募集の経験を活かして故郷である高知県の情報発信に携わる仕事を探していたところ、タイミングよく求人があったのがきっかけです。

青山さん:幼い頃から転勤族だったので“ふるさと”と呼べる場所がありませんでした。高知で就職した後、一旦関西に戻ったものの、どこで老後を過ごしたいかを考えると再び高知に身を置きたいと考えるようになりました。高知で何がしたいのか、お世話になった高知のために何ができるのか思いを巡らせるうち“自分のように高知で暮らしたいと思っている人の役に立てる仕事”に行き当たり、高知のファンの背中を押せる存在になりたいと応募しました。

山と海が近い地形が生み出す、豊かな風景と暮らし

-高知のお気に入りスポットを教えてください。

安田さん:桂浜の花街道も好きですが、一番好きなのは四万十町から黒潮町に入ってすぐの海岸沿いの道ですね。山を抜けた時に見える海岸線がとてもきれいで、ドライブしているとテンションが上がります。

岡村さん:春なら山菜を摘みに、冬なら流れ星を見つけに、など季節によって行きたい場所が変わります。いつもある風景ですと、地元の芸西村から母の実家がある香南市夜須町へ車で向かう途中の風景ですね。手結(てい)山のトンネルを抜けると眼下に港町が広がり、さあ出発だ!という気分になります。

青山さん:香南市吉川町の野外ステージ「天然色劇場」がある「桜づつみ公園」がお気に入りです。週末に訪れては犬の散歩をしたり、空を行き交う飛行機や太平洋を眺めたりするのがホッとする時間でした。

桜づつみ公園

-高知県ならではの取り組みはどのようなものがありますか?

安田さん:高知県主催で「高知暮らしフェア」というイベントを年2回、東京と大阪で開催しています。県内の全市町村の相談員のほか、先輩移住者や、農林水産業など各分野の専門アドバイザーなど、高知をたっぷり知ることができるイベントです。住みたい地域が決まっていないけれど農業や漁業をやりたいという方でも、専門アドバイザーにどんな地域に住めばいいか、どんなステップを踏めばいいかについて相談できます。保育士がいるキッズスペースも設置されているので、子ども連れでも安心ですよ。

岡村さん:全国的に珍しい、仕事と移住の相談が一カ所でできる窓口「一般社団法人高知県移住促進・人材確保センター」が2017年10月に設立されました。就職と移住の専門スタッフががっちりと連携をしてご相談を承るほか、官民一体となってしっかり相談者の皆様をバックアップできる体制が整っています。

安田さん:また、高知暮らしを全力でサポートする「高知家で暮らし隊」という無料の会員制度もあります。登録していただくと、移住が決まった際は引越し(繁忙期を除く)やレンタカー、ローンの割引、移住後のアフターサービスも受けられる会員証が発行されるほか、メールで高知の最新情報をお届けしています。

高知に移住しやすい制度が充実

-「高知県移住相談窓口」を利用される方はどんな方が多いですか?

安田さん:高知を訪れて風土や出会った人が気に入った方、また暖かい南国というイメージをもっていらっしゃる方が多いです。でも実は雪が降る地域もあるなど、その方の高知に対するイメージが実際と違う場合はきちんとお伝えし、高知の知られていない部分もお話しするようにしています。

青山さん:若い子育て世代のUIターン希望の方も多いですね。食べ物が美味しく自然豊かな環境で、生活を豊かにしたいとお考えになるようです。そう感じ始めた頃に高知を訪れたり、高知で充実した暮らしをしている知り合いに出会ったりして、高知を候補に挙げてくださいます。

岡村さん:移住されるのが早い方はやはりUターンの方ですね。「嫁ターン」のことを高知では「はちきん磁石」と呼ぶんですよ。県外でご結婚されたご夫婦が、奥様の実家である高知県に帰っていらっしゃるときに、磁石のように旦那様とペアになっている様子からです(笑)。「はちきん」というのは“男勝りの女性”を指す土佐弁で、高知県は女性の社会進出率が全国でトップクラスなんです。高知は女性管理職比率が全国平均を上回る18%強と女性が活躍しやすく、またそれを見守ってくれる器の大きい男性がいて、共働きしやすい環境ですよ。

-首都圏からいきなり高知に行くのはハードルが高いと感じる方もいらっしゃるのでは?

安田さん:移住のステップとして、お試し滞在施設がほとんどの市町村にあるのでご紹介しています。夜の暗さを体感したり、地元のスーパーで買い物をして料理をしたり、車で近隣の地域を巡ったりと、高知の暮らしを体験できますよ。高知は東西が幅広いので、まだ住みたい地域が決まっていない人にもオススメです。お試し滞在施設は、シェアハウスや一軒家、集合住宅など様々なタイプがあり、短期から長期まで期間も選択できます。単身の方からファミリーまで幅広くご利用いただいています。

青山さん:また2018年4月から、高知市では「二段階移住」支援事業がスタートしました。高知県への移住の第一段階として、比較的都市部である高知市に移住・滞在し、高知市を拠点に高知県内での移住先を探していただく制度です。その際に高知市へのお試し移住費用等を補助します。

安田さん:就農を希望している人に対しては、東京で働きながら農業の勉強ができる「こうちアグリスクール」を開講しています。いきなり高知へ行って農業に携わるのはハードルが高いですが、農業は準備がとても大事なので、東京にいながら取り組めるようにサポートをしています。

チャレンジしたい人をサポートする、人の温かさが魅力

-高知県の魅力はどういったところでしょうか?

安田さん:高知の人は、「なんとかなるろう(訳:なんとかなるだろう)」という気持ちの余裕を保ちながら暮らしています。人々の気持ちに焦りがなく温かい、それが高知の良さですね。

岡村さん:自分の意見をしっかり持っていても、強制はしないところが高知県民のいいところです。放っておく親切が苦手なので、人との繋がりを大切にする生活がしたい方にぴったりの土壌です。

青山さん:美味しい物や楽しい事、しんどい思いも分かち合えるオープンで、ポジティブな空気感がありますね。全体最適の考えが浸透しているのか、地域で助け合ったり、何かしたい人の応援団がすっと集まったりするのが魅力です。そんな見習いたい人にいっぱい出会えたからか、私自身も高知県で暮らして性格が丸くなったなと思います(笑)。

-最後に、高知への移住を考えている方にメッセージをお願いします。

安田さん:東京で働いた経験があるので、東京と高知、両方の暮らしの経験者としてお話しできたらと思っています。田舎暮らしがいいな、と思っているくらいの感覚でいいので、気軽に「高知県移住相談窓口」にお越しいただき、高知を知って欲しいです。

岡村さん:移住を考え始めると気持ちが急いて、「すぐに高知へ行きたい!」という方もいらっしゃいます。移住するには住まいや仕事を探したり、人によっては学校や病院を探すなど、移住後に安定した生活をおくれるように様々な準備が必要です。そのためには体力も気力も充実していることが大切です。無理をせず優先順位を整理して、「安心して楽しい暮らしをおくる」そのお手伝いができればと思います。

青山さん:笑顔で移住いただけるよう、皆さんそれぞれが思い描く高知暮らしのビジョンに近づけるためのサポートをいたします。また高知県に移住してからも、先輩移住者との交流会などでご縁を繋がせていただきます。高知県で暮らしてさらに笑顔になり、相談者ご本人が先輩移住者として高知県ファンをより増やしてくださる、そんな笑顔のループを描き続ければと思っています。

高知県移住相談窓口 移住・交流コンシェルジュ

岡村・安田・青山

プロフィール

岡村:高知県東部の芸西村出身。進学のため上京し、10年近い東京生活を送る内に愛郷心が募り、2016年12月から移住・交流コンシェルジュの東京窓口担当として勤務開始。首都圏での生活経験を基に東京では感じられない高知暮らしならではの魅力をご紹介致します!

安田:高知県高知市出身。約2年間の高知窓口勤務を経て、2016年10月から東京窓口担当として上京。高知の良い所だけじゃなく悪い所もきちんとお伝えし、皆さんの高知暮らしに対する疑問や不安を解消します!

青山:京都市出身。鰹・鯖といった青魚苦手を克服できた高知での「おいしい」「あったかい」社会人生活が忘れられず、再度高知移住を決意。移住・交流コンシェルジュの東京窓口として高知への一歩をお手伝いします!

相談員から一言

高知県は、豊かな自然と食の宝庫!そして陽気で豪快な“人”が魅力♪
近年では、U・Iターンする方も増えています。県をひとつの大家族と捉えた“高知家”をコンセプトに、ひとりでも多くの家族が元気に楽しく暮らせるように日々頑張っています。
高知県の相談窓口では、移住・交流コンシェルジュが皆様のお話を伺い、情報提供や不安の解消といったサポートをしています。まずは、お気軽にご相談ください!