移住相談員紹介

「いしかわ移住UIターン相談センター」移住相談員 松本さんインタビュー

自然・食・文化が豊かな石川では、移住と仕事をワンストップでサポート

「いしかわ移住UIターン相談センター」相談員の松本さんは石川県能登町出身。東京での暮らしの中で石川のために何かしたいと相談員になったという。そんな松本さんが感じる石川の魅力や、日頃の相談業務などについて伺った。

石川のために何かしたい

-まずは松本さんと石川の関わりについて教えてください。

「あばれ祭り」で有名な能登町宇出津出身です。金沢市で就職をし、結婚してからは富山県南砺市に引っ越しましたが、金沢市まで車で40分くらいの近さだったので、ずっと金沢が生活圏でした。

-「いしかわ移住UIターン相談センター」で働き始めたきっかけは何でしょうか?

2011年から東京に住んでいるのですが、「東京で能登の祭りをやろう会」で石川出身の方とお会いするようになり、能登に帰れない分、石川のために何かしたいと思うようになりました。ちょうどその頃、銀座にある「石川県アンテナショップ」内の移住相談窓口で相談員の募集があり、2015年4月から勤務していました。移住と仕事の相談をワンストップで行うという県の方針で、2016年4月に開設された大手町の「いしかわ移住UIターン相談センター(ILAC東京)」で引き続き相談員として勤務し、さらに10月からは有楽町の「ふるさと回帰支援センター」内に新たに設けられた石川県の相談員として勤務しています。

能登は年に一度の祭りを楽しみにしている地域

-石川の好きな景色はどこですか?

実家の窓から見える、海越しの立山連峰ですね。子どもの頃から親しんできたので、その景色が一番好きですね。また金沢の兼六園や、金沢市街を流れる犀川(さいがわ)のほとりです。犀川は、金沢市を流れる浅野川の愛称“女川”に対して、“男川”と呼ばれています。犀川のほとりを散歩するのが好きでした。

ishikawa02

▲海越しに見える美しい立山連峰

-石川はお祭りが盛んだそうですね。

私の出身地である能登町は石川県無形民俗文化財の「あばれ祭り」で有名です。“奇祭”として知られています。キリコという奉燈を担いで2日間練り歩くのですが、神輿を海・火・川に叩き付けるような形で暴れさせて、最後は燃やしてします。普通のお祭りは神輿を大事にしますが、一年に一度は神様を暴れさせないといけないという意味があり、その様子は圧巻です。「祭りに帰してくれない会社なら辞めてしまえ」なんて言うくらい、年に一度の祭りを楽しみにしている地域です(笑)。
「あばれ祭り」は毎年7月第1金・土曜日に行われますが、この日を皮切りに能登のあちらこちらで夏祭りが始まり、10月の終わりくらいまでは毎週末にどこかでお祭りをやっています。こういったお祭りに惹かれて移住を希望される方もいらっしゃいます。

ishikawa10

▲能登祭りで見られる”キリコ”

移住と仕事、一緒に

-窓口にいらっしゃる方はどんな方が多いですか?

「いしかわ就職・定住総合サポートセンター(ILAC)」は石川と東京にありますが、ふるさと回帰支援センター相談窓口は、どこに移住しようか悩んでいる人にも石川に興味を持ってもらえるように開設しました。北陸新幹線が通ったことで東京から2時間半と近くなったことをきっかけに、石川に興味を持ってくださり情報を集めにいらっしゃる方が増えましたね。

相談にいらっしゃる方の年齢層は様々ですが、お子さんがいるご家族は、田舎すぎず、でも自然もある地域、主に金沢市近郊を希望される方が多いです。漁業、半農半Xを希望される方、田舎で子育てしたい方は加賀や能登が多いですね。加賀野菜や能登野菜のように石川では農業も盛んで、制度が整っています。農業や漁業への就業を希望される方には県の農業政策課が支援してくれますので、県の担当者にバトンタッチしています。一から農業を始めたいという方には、研修プログラムの「いしかわ耕稼塾」を開講していますので、気になった方はお問い合わせください。

-仕事や住まいの状況はいかがですか?

北陸新幹線の開業で求人はたくさんありますし、住居も首都圏に比べて安く借りたり入手したりできます。また、女性就業率全国1位、保育所整備率全国5位、学力テスト(小学生)全国1位など、全国屈指の子育て環境が自慢です。
ただ、全国どこの地域でも同じかと思いますが、田舎の方に行くにつれて仕事や住まいの情報をすぐにお渡しできないのが心苦しいですね。住まいでは、ほとんどの市町に空き家バンクがありますが、お祭りや仏壇用に家を残しておく方も多く、空き家がなかなか出ておらず、すぐに住める家が少ない場合もありますが、実際に市町の人と探せば見つかる人も多いです。美しい古民家もあったりします。
仕事面では工場やメーカー企業が多く、最近ではIT関係の仕事も増えてきました。それに石川には農業・水産業・林業・畜産業・工業・商業・観光・伝統工芸と幅広く仕事がありますし、起業したい方には、石川県産業創出支援機構(ISICO)が支援してくれますよ。
石川の暮らし体験ツアーも充実していて、県のポータルサイトで各市町村が実施するツアーの情報を掲載していますし、また最近では全国トップクラスの子育て・教育環境を体験していただこうと、首都圏のお子さんがいらっしゃる家族を対象に「子育て移住体験ツアー」が開催されました。やはり仕事なくして移住は難しいと思いますので、自分でやれること・やりたいことを明確にされていると、移住後の定住もスムーズな印象です。

活躍する女性が多く豊かな県

-石川で活躍する女性で気になる方いますか。

私個人としては、県内の女性ハンターが狩猟文化を守りながら鳥獣対策も行うために「狩女(かりじょ)の会」を結成していて気になっています。狩猟だけでなく、革製品作りやジビエ料理も手掛けていて、この活動をきっかけに狩猟に興味を持って新たに免許を取って入会する方もいらっしゃるそうです。

-最後に、石川への移住を考えている方にメッセージをお願いします。

石川は、自然の美しさ・食・文化、どれをとっても豊かです。都会のような便利な暮らしから少し離れて、自然の中でゆったりと自分のペースを保った暮らしをされたいのでしたら、その環境は石川にあるので、ぜひ一度訪れてみてください。

ishikawa03

いしかわ移住UIターン相談センター 移住相談員

松本

プロフィール

「あばれ祭り」で有名な能登町宇出津出身。高校卒業後、東京・金沢・富山県南砺市・東京と移り住む。2015年4月より「石川県アンテナショップ」内の移住窓口で相談員として勤務。2016年10月より「ふるさと回帰支援センター」内の「いしかわ移住UIターン相談センター」移住相談員に着任。

相談員から一言

小さな県ながら多彩な個性がつめこまれた石川県では、移住のカタチもとことん「自分流」が楽しめます。子育てや教育、住宅、食などの豊かさは他では味わえない魅力があります。こんな石川県で、あなたも理想の暮らしを実現してみませんか。