移住相談員紹介

ブランチ:「清流の国ぎふ 移住・交流センター」相談員 岩瀬さんインタビュー

意外と知られていない、日本の真ん中だからこその岐阜のおもしろさ

東京近郊で暮らしていると、なかなか接する機会の少ない県のひとつ、岐阜県。「清流の国ぎふ 移住・交流センター」の相談員である岩瀬さんは、岐阜県のことを知るほどに岐阜県の魅力にのめりこみ、「ずっと岐阜県に携わっていきたくなった」と語る。

未知の県だった岐阜のことを知るほどに、岐阜が好きになっていった

-まずは岩瀬さんと岐阜の関わりについて教えてください。

私はもともと埼玉県の出身ですが、これまで全国各地、いろいろな場所で生活をしていました。名古屋で暮らしていた時期があるのですが、その頃は週末ごとに岐阜県に遊びに出掛けていました。当時は旅行会社に勤めていたため、仕事上で岐阜県のことをお客さまに案内することもありましたが、ガイドブックやインターネットではなかなか岐阜県に関する深い情報って出てこないんです。自分で足を運んで実際に触れてみることで、食、文化、歴史や自然など「以外と知られていない宝物がたくさんある地域だな」と感じるようになりました。

-「清流の国ぎふ 移住・交流センター」で働き始めたきっかけは何でしょうか?

生活拠点を東京に移して生活する中で、育児と仕事の両立の面で考えるところがあり、転職活動を始めました。そのタイミングで岐阜県の東京事務所での求人を見つけて応募したのがひとつの転機です。東京事務所では一般の方への案内や旅行会社、メディア向けに情報提供をするサポート役として採用していただき、4年間お世話になりました。そちらで岐阜県の方々に囲まれて仕事をする中で人柄の良さや岐阜県の魅力を知るうちに「ずっと岐阜県に携わっていきたい」と考えるようになりまして、東京事務所での勤務ののち、こちらに就任させていただくことになりました。

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-岩瀬さんの感じる、岐阜の魅力について教えてください

岐阜県は地理的にも人口重心としてもほぼ日本の真ん中です。天下分け目の戦い、関ヶ原の合戦があったのも岐阜県。通信販売の流通拠点を岐阜県に構える会社も増えています。そういった土地柄のためか、ちょうど東と西の文化が混在している地域だなと感じます。言葉もほどよく交じり合っているので、ベースが東西どちらの方でも馴染みやすいように思います。
また、北には3000Mの北アルプスがそびえ、南には海抜0Mの水田地帯が広がり、いくつもの清流がもたらす肥沃な土地からの恩恵で農作物が豊かに育ちます。寒暖の差も大きいため、野菜などの農作物もとても甘みが増します。夏でも冬でも1年を通して活動できるアウトドアのフィールドには事欠きません。そして岐阜といえば全国的にも有名な「高山」や「白川郷」が挙げられますが、その有名な観光地でさえも改めて足を運んでみると、まだまだ観光ガイドにも載っていないような素晴らしい景色に出会うことができます。

それから、岐阜県の方々はよく「作り上手の売り下手」と言われるのですが、アピールすることが苦手な傾向があります(笑)。美濃焼などの焼き物やユネスコ無形文化遺産に指定された本美濃紙、県の主要産業である林業から派生した木工製品など、素晴らしいものをたくさん作り出しているのに、人を押しのけてまでそれらをPRするようなことはしないですね。内に秘めたしっかりしたものを持ちつつも温厚で控えめ。でも、何か困ったことがあればとても親切に協力してくださる方が多く、そういった岐阜県民のほどよい距離感もとても心地よく感じます。

美しい自然に歴史と文化、伝統工芸など豊かな暮らしができる岐阜

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-相談にはどのような方がいらっしゃるのでしょうか?

岐阜県に「水」や環境の良さをイメージして相談に来られる方は多いですね。水が綺麗なところで生活したい、子どもを伸び伸び育てたいというケースは少なくありません。「ずっと食べ続けていた美味しいお米が実は岐阜県産だった」というところから興味を持たれた方もいます。また、東西どちらにも出やすいのが岐阜県の強みのひとつなので、東日本と西日本にそれぞれのご実家を持つご夫婦などもいらっしゃいます。

今なお色濃く残る歴史・文化をきっかけに岐阜県を意識される方もいらっしゃいます。木工芸や窯業、美濃和紙、飛騨春慶など、岐阜県内には多くのものづくり文化が根付いていますので、そういった文化を継ぎたい、支えたいと相談に来られる方も増えています。

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-岩瀬さんからは、どのようなアドバイスをされていますか?

岐阜県内であれば待機児童の数は問題にあがりませんし、地方といえども医療施設は充実しています。山間部が多い分、緊急時にはドクターヘリを呼ぶこともでき、生活環境としての充実度は十分だと思います。

就職事情にしても、有効求人倍率の高さはだいたい全国で3〜4位くらいと高水準のため、求人数自体は十分にあります。あとはご本人の希望とのマッチング次第なので、そのあたりは十分な現地情報を相談者へ伝え、間を繋いでいくことが大切だと感じています。
仕事といえば、林業に就きたいという若い世代の方が最近増えているようで、そのために岐阜県に相談に来られる方もいらっしゃいます。もちろん、林業は生半可な気持ちでできる仕事ではありませんし、向き不向きもあります。整備されていない山の斜面にただ立っているだけでも困難と感じる人も少なくありません。まずは「林業就業支援講習」が年2回県内でも開催していますので、そちらへの受講をご案内しています。

岐阜県のことをもっと知ってほしい、そして五感で感じてほしい!

-岐阜県への移住を考えるうえで、押さえておくべきポイントはありますか?

実際に岐阜県を見に行く相談者の方には「ぜひ五感で感じてきてください」とお伝えしています。見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触れる。本能が何かを拒否したら、そこでの生活は続けられません。田舎ではそういう感性がより解き放たれると思いますので、その土地を本能で感じて来てほしいと思います。例えば、お祭りの雰囲気というのは地元を知る際の大きな要素になります。岐阜県内では大小さまざまなお祭りがありますので、お祭りに合わせて現地を見に行ってみるのもおすすめです。

何より「移住は」人生の中でかなり大きな選択ですから、たくさんの土地を見て、そして色々と迷ってください。その結果、ここだというところを見つけていただきたいなと思います。「今だ」「ここだ」とそう思えた時が移住するタイミングなのではないでしょうか。

移住者を暖かく見守ってくれる、そんな地元の人たちの温度感が心地よい

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-実際に岐阜県に移住された方の様子はいかがでしょうか?
実際に移住したIターンの方たちからは「移住したての頃、周囲の人たちがほどよい距離感で接してくれるのがありがたかった」という声をよく聞きます。田舎といえば付き合いが濃いイメージがありますが、岐阜県の方々は、まずは「その人が何をしたいのか」に寄り添う、という基本スタンスの方が多いように感じます。もちろん「最初は」という意味で、距離が縮まれば濃い関係に変わってくるかもしれません。ただそれも「見守られている」と思えるようになると、地域との関係性も良好なものになり、ご自身でも居心地がいいと感じらえるようになると思います。

私自身も、岐阜県内のさまざまな地域の方々と話をしますが、自分たちの地域を押しつけることなく「その人がどこの地域に住むのがいいのか」を第一に考えてくださる方が多いですね。

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-最後に、岐阜県での生活に興味がある方へメッセージをお願いいたします

以前相談に来られた方で、「近所づきあいなどは苦手で…」という方がいました。その方はマイホームを持ちたいという夢を叶えるために移住を検討されていたのですが、地方でマイホームを持つからには、近所づきあいは避けて通れません。実は、相談当初は「もしかしたらこの方は田舎暮らしが合わないかもしれないな…」と感じていました。ですが、セミナーをきっかけに地元の方と知り合って岐阜県への行き来が始まり、地元の方たちがさまざまな面でサポートしてくださる、そんな誠意に触れるうちに、相談に来られた方の意識がすごく変わっていきました。今では移住して、近所の方に手伝ってもらいながらご自身で家を建てています。

最初は「ちょっと岐阜の話を聞いてみようかな」くらいで大丈夫です。ぜひ一度岐阜県相談ブースに話を聞きに来てください。そして、思い描く「田舎暮らし(地方都市暮らし)」があるのであればじっくりと聞かせてください。まだ思い描くものが「ハッキリしない」という状況でも全く問題ありません。「岐阜ってこんな地域だったんだ。こんな暮らしができるんだ。」と感じられる岐阜の話をお伝えします。岐阜を知り、少しずつ興味を持って、岐阜のファンになっていってください。

「岐阜を知るきっかけづくり」それが私の使命だと思っています。お気軽にお越しください。お待ちしております。

清流の国ぎふ 移住・交流センター 相談員

岩瀬

プロフィール

旅行会社勤務を経て、岐阜県東京事務所にて「観光物産アドバイザー」として4年間勤務後に現職「清流の国ぎふ 移住・交流センター」移住相談員に就任。岐阜への思いは誰にも負けない気持ちで、1人でも多くの方に岐阜の魅力を伝えるべく日々活動中。

相談員から一言

何と言っても岐阜県は「日本の真ん中」にあり、東へ行くのも西に行くのも便利なところに位置し”天下分け目の決戦”として知られる「関ヶ原の戦い」の舞台も岐阜県にあります。県土の約8割を森林が占め、緑あふれる山々や清流など変化にとんだ自然に恵まれその豊かな自然を活かして、陶磁器、木工、金属、刃物、和紙など特色のある地場産業が盛んです。そんな岐阜を感じに来てみませんか?まずはこちらの相談窓口にお気軽にお立ち寄りください。「くらしの思い」を聞かせてください。お待ちしております。