移住相談員紹介

「ふるさと福井移住定住促進機構」東京オフィス相談員 小野寺さんインタビュー

人が温かく、つながりを大切にする福井県の架け橋に

「ふるさと福井移住定住促進機構」の相談員である小野寺さんは福井県福井市出身。自身の子育てを通じて地元福井の魅力に気がついたという。日々の業務の中でのやりがいや福井の魅力、面白さについて語っていただいた。

改めて気がついた地元福井への想い

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-まずは、小野寺さんと福井の関係、これまでの経歴について教えてください

福井県福井市出身です。大学進学で関西へ出て、卒業後は東京でコンサルタントとして勤務しました。出産、子育てを通じて故郷の良さに改めて気付き、福井のためになる仕事をしたいとの思いから「ふるさと福井移住定住促進機構」の相談員になりました。

-どのような経緯で故郷の良さに気付いたのですか?

5年前に出産して育児をする中で、それまで忘れていた福井での子どもの頃の情景がふとした拍子に驚くほど蘇ってくるようになりました。学校帰りに遊んだ里山、夏休みに毎日行った海、家の前の田んぼに実る稲穂を眺めて友達と何時間も話したこと、おやつ代わりに食べた梅干しの味。そんな記憶があたたかな想いとともに呼び起こされ、何気なく過ごした環境がいかに豊かであったか、しみじみ感じるようになりました。
自分のアイデンティティの中にこれほど福井が根付いていたのだと改めて強く感じ、地元・福井を盛り上げるような活動をしたいと考えました。このタイミングで今の仕事に出会えたことは良いご縁だったとありがたく思っています。

-相談員になって、福井への想いは変わりましたか?

自身の経験や、相談員になってから福井で生き生きと自分らしく暮らしている多くの人達に出逢ったことで、何気なく暮らしていた福井の魅力に私が気付いたように、今はまだ福井の魅力を知らない、気付いていない人達に福井のことを知ってもらい、福井の人達に出逢ってもらいたいと思っています。そして今福井で暮らしている方々に、この相談窓口を通して何か刺激を与えられたり、自分たちの地域を見直すきっかけになれればと思っています。

さまざまな移住のきっかけを“生きた”情報でサポート

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-日々の相談業務について、どのような方がいらっしゃいますか?

ご夫婦どちらかが福井県出身で、子育てを考えて「福井がいい」と相談に来られる方が多いです。またお子様の入園・入学のタイミングに合わせてという方もたくさんいらっしゃいます。福井県出身の方であっても、学生時代から離れていると福井の町が今どんな雰囲気なのか分からないので、最近の状況を教えてほしいという相談もよくあります。
また福井は「ものづくり」が有名なので、職人になりたいという方や、何らかの形で伝統工芸に関わりたいという方もいらっしゃいます。関西圏からの移住者も多いです。

-具体的にはどのような相談が多いですか?

やはり一番は仕事の相談です。福井県では、U・Iターン希望の方向けの求人を独自に集め、転職活動をサポートしています。暮らしの面では冬の寒さや雪が積もったときの生活についてよく聞かれますので、これまで雪の生活をしたことがない方の不安を受け止められるよう心がけています。
また仕事の面でも暮らしの面でも具体的な内容に加えて、活動の進め方、情報収集の仕方を聞かれることが多いです。いつどんなタイミングでご相談があっても、相談者の方のニーズにあった“生きた”情報をお伝え出来るよう心掛けています。

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-これまでの相談者・移住者の方で、特に印象に残っている方はいらっしゃいますか?

ある40代のご夫婦は奥様の地元である福井へ移住し、起業したいとご相談に来ました。事業計画もしっかり作成されており、すぐに福井の起業支援の担当の方に直接連絡し、創業マネージャーの方に電話相談にのってもらいました。そこでご夫婦が移住を希望されている街にUターンし、まちづくりに関わっている起業の先輩を紹介してくれて、直接お電話でつないでいただきました。次回福井へ行く際に会うことになっているそうです。一方で以前相談にいらしたある30代のご夫婦は、Uターンしようかとても迷っていらして、とにかく私たちの話を聞いてくれませんか、と来訪されました。ここに来て相談するだけで頭の中や気持ちが整理されるんだと。
人と人とのご縁でとんとん拍子につながる場合もあれば、具体的ではなくてもとにかく話を聞くだけでよい場合もある。どんな場合でも、まず相談に来てもらえるような相談員になりたいと改めて思いました。また地域の方からもこんな人がいないか?とかこんなイベントを企画しているんだけど、という相談をいろいろと頂きますが、今よりもっと気軽にこの窓口を頼ってもらい、地域と相談者の架け橋になれるよう、頑張っていきたいです。

何気ない日常に、魅力が溢れている福井

-小野寺さんが考える、福井県の魅力とはどのようなところですか?

四季がはっきりしていて、季節の移ろいが驚くほど美しいところ。豊かな自然からの恵みである食、水といった普段口にするものがとてもおいしいところ。そして歴史が古く、海や大陸、都からの文化にも恵まれてきたことで、何気ない 景色にとても歴史的、文化的に深いストーリーがあるところです。そういった何気ない日常が豊かで、そして人と人とのつながりを大切に暮らしている。昔から大切にされてきた風土や暮らしが色濃く残っているところが福井ならではの魅力です。
そして今は、福井の暮らしを自分たちで良くしようと、若い人たちが繋がって盛んに活動をしています。そういう人たちにたくさん出会えるのも、今の福井の面白さですね。

-最後に、福井への移住を考えている方にメッセージをお願いします。

移住相談は人生相談であり、いつも相談に来られた方にとって心の拠り所となる「ふるさと」が見つけられるようにとの思いで相談に向かっています。具体的に福井への移住を検討なさっている方はもちろん、福井を考えていなくても、何となく悩んでいる方はぜひお気軽にお越しください。相談しながら一緒に進めていきましょう。
また福井で今活躍する移住者と直接交流出来るイベントも定期的に開催しています!ぜひ福井とのご縁をつないでみませんか?

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ふるさと福井移住定住促進機構 東京オフィス 相談員

小野寺

プロフィール

福井県福井市出身。大学進学のため関西へ、卒業後東京にて就職。出産、子育てを経る中で故郷の良さに改めて気付く。福井に関わる仕事、福井のためになる仕事をしたいとの思いから2015年5月より「ふるさと福井移住定住促進機構」にて福井県移住相談員を務める。趣味は温泉めぐり。

相談員から一言

福井の好きなところ。海と山、豊かな自然。米、魚、水、お酒。手仕事の文化。勤勉で我慢強く、地に足をつけて生きている。人が素朴でシャイで、あったかいところ。福井に帰ると、ほっとして、懐かしい気持ちになる。当たり前だった、昔ながらの風土や暮らし、人と人との結びつきが色濃く残る場所です。
今福井は欲しい暮らしを自分達で作ろうと、いろんな活動をしている若い世代がどんどんつながりあっています。面白くなる可能性にあふれた福井に、ぜひ出逢ってみてください。