移住相談員紹介

「青森暮らしサポートセンター」移住・交流相談員 澤さんインタビュー

会いに行きたくなる人がいる場所・青森の魅力を伝えたい

「青森暮らしサポートセンター」移住・交流相談員の澤さんは東京出身。大学のゼミでの活動がきっかけで青森の魅力を知り、現在は相談員として日々奮闘中だ。澤さんに、青森の魅力、日々の相談業務について語ってもらった。

大好きな青森と首都圏をつなぐやりがいのある仕事

-青森の相談員になったきっかけについて教えてください。
出身は東京都三鷹市です。大学時代も東京で過ごし、都市社会学・地域社会学のゼミに所属していました。ゼミの先生がかつて青森県にある弘前大学で教えていて、そのご縁でゼミのメンバーで遊びに行こうということになり、初めて青森を訪れました。その時にりんご農家の方が家に泊めてくれたり、周辺を案内してくれたりと地域の方々がとても親切に接してくださったことが心に残り、東京に帰っても青森が気になる存在になっていきました。会いに行きたくなる人ができたことが、青森ファンになった理由の1つですね。
これがきっかけで私は地方についてさらに関心を持ち、首都圏から地方に関わる仕事がしたいと思うようになりました。
新卒で入社した会社は、地方と東京をつなぐことをテーマにビジネスを展開していたITのベンチャー企業。東京の大学生と一緒に様々な地域でフィールドワークを行い、キーパーソンにインタビューをしてウェブメディアに記事を執筆する仕事を担当していました。もともと文章を書くのが好きで、地域づくりに関わる仕事に生かすことができてやりがいを感じる場面も多くありました。

そんな中、「ふるさと回帰支援センター」の求人を偶然見つけました。「ふるさと回帰支援センター」には、卒業論文で地方移住の全国的な動向や山梨県の移住政策について研究していたときに何度もインタビューや調査に訪れていました。大学時代の研究に直結するこの仕事に興味があり、ぜひ働きたいと思い応募しました。
2016年5月から「ふるさと回帰支援センター」の総務を担当していたのですが、今年になって青森の相談員の募集があることを知りました。大好きな青森に東京から関われる仕事が目の前にあるということで応募を決心。総務から相談員というイレギュラーな配属でしたが、2017年の4月から相談員を務めさせていただくことになりました。

自然も食も県民性もディープなのが青森の魅力

-お仕事以外でも青森を訪れることが多いとお聞きしました。


私は自称“青森ヲタク”で…(笑)。年に4,5回行っていて、誰かが言っていたのを真似して青森に行くことを「帰“青”(きせい)」と呼んでいます。
実は青森とのご縁はゼミ旅行よりも前にあって、小学校の運動会では荒馬(※青森県今別町に伝わる駒踊り)を踊り、中学時代は津軽三味線をかじり、高校時代は青森出身の文豪・太宰治の作品をよく読んでいました。太宰治は私の地元、三鷹に住んでいたこともあり、自然と親近感があったのかもしれません。
東京から距離が離れていることも私にとっては魅力ですし、自然環境や食文化も多様で、東北地方の中でもかなりディープなのではないかと思っています。
空き時間はSNS等で青森関連の情報を収集しています。“青森”というキーワードを見つけるとついついチェックしてしまいますね。
また、首都圏の青森出身者を集めて都内で様々なイベントを企画・開催をしている「青森とつながるプロジェクト・一般社団法人あおつな」を立ち上げた方が知人におり、そのイベントに参加して青森のネットワークを広げるのも楽しいです。


プライベートでは、友人と一緒に青森の美味しいものが食べられる居酒屋さんによく行きます。八戸漁港で水揚げされる「八戸前沖さば」はとても美味しいですし、帆立貝を味噌と卵でとじた「貝焼き味噌」は、日本酒と一緒にちびちびと味わうのがおすすめです。

多様化する移住相談。目的に沿った地域選びで納得の青森暮らしを。

-相談者はどのような方が多いですか?


北東北3県は全体的にUターン希望者が多い傾向ですが、その中でも青森はUターン希望者の占める割合が特に高い地域ですね。Iターン希望者は、ご主人や奥様などパートナーの方が青森出身者であったり、何かしら青森につながりがあったりする方が多い印象です。「ふるさと回帰支援センター」開設当初は、シニア世代の相談が多い傾向でしたが、最近では20~40代の若い世代や小さいお子さんをお持ちの子育て世代の方も多く訪れていただいています。青森で起業したい、カフェを開きたい、自分の力を生かして地域に貢献したいなど、青森へのUターン、Iターンの目的は多様化しています。

-澤さんは、相談者に対してどのようなアドバイスを心がけているのでしょうか?

まずは、焦らずご家族やパートナーの方とじっくりと時間をかけて相談することをお勧めしています。移住を希望する方は、何かしら今の暮らしを変えたいという方が多いと思います。なぜ今の暮らしを変えたいのか?青森に行ってどういう暮らしがしたいのか?現在の暮らしと比べてどこを良くしていきたいのか?を整理していただき、相談者が納得した上で青森での暮らしを始められるようにアドバイスをしていきたいと思っています。
青森県は「津軽」、「南部」、「下北」の大きく3つの地域に分かれているのが特徴です。「津軽」の人は一度仲良くなるとすごく頼りになる人が多く、チャキチャキした性格のお祭り好きのイメージ。太平洋側の「南部」の人は穏やかで外の人を受け入れる雰囲気があります。「下北」は秘境のイメージが強く個性的であるなど、青森は地域によって言葉も人の気質も食文化も気候も違います。明確に地域が決まっていない方には、相談者の馴染みやすい地域や雪の量などの冬の暮らしの面、医療や都市部へのアクセスなどの面も考慮して地域を絞って選んでもらえるようにご案内したいと思います。また、実際に現地に足を運んでいただくことも重要です。私の前任の相談員が担当した例なのですが、青森で新規就農を希望するご夫婦にトマトで有名な蓬田村をご紹介しました。ご夫婦が現地に見学に行った時に、地元の農家さんや農協、役場の方がご夫婦の就農に関して案内や相談にのって下さったそうで、そのおかげでご夫婦は無事現地の農家さんに弟子入りして就農することができました。新しい場所で農地を探したり家を探したりするのはとても大変なことですので、現地に頼りになる人や案内してくれる人がいるというのは移住するにあたって重要な事だと痛感しました。このような事例を参考に、相談者のみなさんには相談対応に加えて現地体験ツアーやセミナー、冬の暮らしに特化したツアーなどもご案内して、より納得できる移住のお手伝いができればと思います。

青森愛があれば大丈夫。魅力溢れる青森で移住生活を

-最後に移住を考えている方にメッセージをお願いします。


本州最北端に位置する青森県は、日本海、太平洋、陸奥湾に囲まれています。「津軽」「南部」「下北」の三地域それぞれで多様な顔があり様々な暮らしと文化が育まれている自然豊かな美しい県です。独自の食文化や伝統工芸、恥ずかしがり屋さんだけど人懐っこい県民性など、他の県にはないディープな魅力に溢れています。冬は少し厳しいですが、冬で充電したパワーを夏の祭りや芸術に注ぐエネルギッシュなところも青森の魅力です。今すぐではないけれど、青森への移住に興味がある、青森が何となく好き、いつか青森に帰りたいなど、青森への愛があればどなたでも大丈夫です!ゆっくりと時間をかけて考えて良いと思います。ここで私たち相談員や青森県出身者といっぱいお話をして、ふるさと・青森とつながるきっかけになれば良いと思います。お気軽に相談にいらしてください。

青森暮らしサポートセンター 移住・交流相談員

プロフィール

生まれも育ちも東京!大学では地域社会学ゼミに所属し、卒論で地方移住の動向について研究。ゼミで津軽を訪れたことがきっかけで青森が大好きになり、以来オタク活動を開始。ベンチャー企業での広報担当を経て、2016年よりふるさと回帰支援センター事務局にて勤務、2017年より「あおぐら」移住・交流相談員となる。

相談員から一言

本州最北端に位置し、東は日本海、西は太平洋、北は陸奥湾に囲まれた特別な場所とも言える青森では、実に多様な暮らしが営まれています。暮らしの知恵が生きた食文化や伝統工芸、シャイだけど一度仲良くなれば人懐こい県民性…ディープな魅力に溢れる青森には、出身を問わず人の心を掴んで離さない力があると感じています。だからいつかは戻りたくなるんですよね。
「あおぐら」は青森で暮らしたい、青森とつながりたい皆様を全力で応援します!待ってるはんで!